雑録

2008-05-23から1日間の記事一覧

ヘッセ/里村和秋訳『荒野の狼』(臨川書店『ヘルマン・ヘッセ全集13』内収録)の感想

現代社会に適合できない知識人が悩むはなし。人生の敗北者と描かれ生活に幻滅する男が次第に狂っていく。かつての栄光は露知らず、不器用に生きる毎日。大衆化する中で、価値のあるものが薄れてゆく。そして自殺を連想させるカミソリに怯えるようになるまで…