2016-02-22から1日間の記事一覧

寺田寅彦『柿の種』(岩波文庫 1996年)の感想

大正9年〜昭和10年に寺田寅彦が俳句雑誌「渋柿」の巻頭第一ページに書いた即興的漫筆の寄せ集め。 以下「自序」におけるこの本の趣旨の説明。 …言わば書信集か、あるいは日記の断片のようなものに過ぎないのである。しかし、これだけ集めてみて、そうしてそ…