『アストラエアの白き永遠』
グランドエンドは「火星の滅亡」と「地球の終わり」というおはなし。 火星は滅亡する際に生きた証として遺伝子を伝播させることを望んだ。 地球では航空産業が発展し、火星からの隕石をリターンさせることに成功する。 その隕石に火星の遺伝子が内包されてお…
一夏シナリオは「お姉ちゃんコンプレックス」と「自己有用感」。 劣等感の強いイモウトは異能を手にしてお姉ちゃんにかまってもらえるようになったけど・・・ それは能力を示さなければ切って捨てられてしまうという危惧感に苛まされること。 案の定、異能を…
水ノ瀬琴里シナリオは「ボッチ系孤高ガールにありがちなこと」。 家族問題からココロを開くことがトラウマとなった少女を解き放て。 自己肯定感がテーマで自分を受け入れる話しにありがちな定型文。 「自分は自分で良いんだと自己肯定できたから周囲から祝福…
ころなルートは機械化奴隷兵士・宇宙飛行士物語・家族問題の三点セット。 自分を機械と見なして感情を殺そうとするころなの思想には共感できる。 機械化奴隷兵士を解決した後も宇宙飛行士シナリオをきちんと描いたのは良かった。 最後はご都合主義的な所もあ…
螢りんねシナリオは「舫いを結ぶ」おはなし。 流れ漂う主人公くんの心を追いかけ続け、一途に想いを募らせるいじらしさ。 りんねの気持ちに主人公くんは気づき、それに応えることは出来るのか。 主人公くんとりんねは二度関係性を構築します。 一度は恋人と…
表メインヒロインの落葉シナリオは「そして僕らは家族になる」というお話。 主なイベントは(1)父親問題の克服と(2)姉妹間の信頼。 崩壊していた家族が主人公くんを軸にもう一度家族として昇華される。 †「みんなで支え合うのが家族なんだから」 橘落葉のキャ…
アストラエアの白き永遠は学園異能バトルに擬せられた家族ゲー。 共通ルートはクリスマスまでプレイでき、そこまでの好感度蓄積で個別分岐する。 家族関係が微妙な自分にとっては家族モノはプレイするの正直キツイ。 すれ違っていた家族が絆を取り戻す描写は…
『アストラエアの白き永遠』は学園異能バトルで彩られているが実際は家族ゲー。 登場人物たちは皆、家族に問題を抱えており、その愛情に飢えている。 主人公くんたち一派は異能者が増えないように押さえ込み隠蔽する組織。 それに対抗するのは異能者を増やし…