ミリタリ

グリザイア:ファントムトリガー(Volume5)の感想・レビュー

本文中の言葉を借りれば「ニンジャだって恋がしたい」というお話。 兄弟姉妹間のコンプレックスがテーマで劣等意識の強いニンジャが主従関係により自己受容願望を満たそうとする。 個人的に良かったのが、自己を無理やり変えるのではなく、自分にあった生き…

GRISAIA: PHANTOM TRIGGER Vol.3の感想・レビュー

フィリピンにおいて狙撃手が活躍するはなし。とても短い。あとバイクとB級グルメ(ラーメンと牛丼)。 主人公くんと狙撃手の絡みはほぼなく、その代わり百合展開を彷彿とさせる展開が多め。 狙撃手のワケアリの過去は、上官殺しの父親を自ら射撃して捕え牢獄へ…

グリザイア:ファントムトリガー(Volume2)「レナ√」の感想・レビュー

チャイルドソルジャーズ列伝。今回の国防装置少女は銃撃格闘特攻少女レナのはなし。 臓器輸送争奪戦を軸とするアクションシーンとストリートチルドレンの悲哀がメイン。 敵対するロシアンマフィアの飼い犬はレナの浮浪児時代のイモウト的存在でしたというノ…

グリザイア:ファントムトリガー(Volume1)の感想・レビュー

殺人兵器としての教育を子供達に施す学校の設定を、新任教員の視点で紹介するプロローグ。 物語の冒頭としては典型パターンで事件の人質を助け出すことで登場人物の特性を提示する手法。 説教ゲーの匂いも健在だが流石に引き出しにも限界があるか?主題は同…

マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプスの感想・レビュー

架空戦記。人種差別を受け排他的となった日系米国人が多文化共生の中で精神的成長をするはなし。 難民問題と人類の融和の不可能性が背景にあり、弱者の搾取と人体実験の装置が描かれている。 ダブルヒロインであり前半は戦死した戦友に引き摺られる武家娘が…

シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち「リィズ√」の感想・レビュー

セカイ系エンド。イモウトさえいればセカイを敵に回しても滅亡しても他になにもいらない的な展開。 尺も短いし、蛇足感は否めない。アイリス√とリィズ√はいらなかったのはではないか? 結局、どの√を辿って東ドイツ革命は成功し、アイルランドのケリー州に亡…

シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち「アイリスディーナ√」の感想・レビュー

2.26事件的な展開。戦術機同士の戦いでは最後まで決着がつかず、面制圧の砲撃を食らってエンド。 アイリスディーナとベアトリクスの友情ゆえのすれ違いがテーマだが、あまり深くは語られず。 テオドールとアイリスディーナの情交もあまり描かれず、アイリス…

シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち「共通√〜カティア√」の感想・レビュー

内戦を乗り越え社会主義国家ドイツ民主共和国を解放し東西融和を果たすはなし。 政治的信頼性を保証するため義妹を直接処刑せざるを得ず精神崩壊した主人公のテオドール。 そんな彼にカティアは自らが新政権の象徴となることを示すことで奮起させる。 カティ…

シュヴァルツェスマーケン 紅血の紋章の感想・レビュー

架空戦記。内向的で偏屈な若者が精神的に成長するはなし。 冷戦下の東ドイツを下敷きに異星人侵略に対抗する人類たちを描き出している。 架空戦記や歴史小説、極限状況モノは結構好きなので、とても面白く読めた。 前編であるこの「紅血の紋章」では主人公が…

マブラヴ オルタネイティヴ「幼馴染凌辱編〜喀什制圧戦」の感想・レビュー

地球外生命体から世界を救い並行世界を修理固成する壮大な話。だがオチが駆け足なような気が・・・。 地球外生命体との対話は武力制圧に終わり、並行世界修理固成編はなく原因は幼馴染に帰せられる。 異星人に凌辱された幼馴染がその悔恨と嫉妬から主人公く…

マブラヴ オルタネイティヴ「佐渡島攻略戦まで」の感想・レビュー

ループモノ・強くてNewGame・並行世界の多世界解釈・ナショナリズムの昂揚・架空戦史。 人類が地球外生命体から侵略を受ける並行世界に飛ばされてバッドエンドを体験しループ。 物語は既に周回プレイの状態で始まり、因果律を変えながら地球を救えエンドを目…

果つることなき未来ヨリ「第四章」の感想・レビュー

飛竜隊におけるフランとエレンのはなし。 フラン編はグリザイア蒔奈√と類似。努力が報われる成功体験を積ませ自己肯定感を育成することがテーマ。 エレン編は輪姦され娼婦となった女が小銭を稼いで資本蓄積し小料理屋でも始めるかという夢が語られる。 いず…

果つることなき未来ヨリ「第一章」の感想・レビュー

異世界転生モノ。ゼロ戦特攻パイロットがホロコーストを行う侵略国に対してレジスタンスすることが大きな目的。 死生観を扱っており人間が生きる事の意味を様々な立場(種族・民族・宗教・理想)等から描き出す。 第1章は犬族と猫族の抗争を舞台に、集団として生きるか個人とし…

果つることなき未来ヨリ(体験版)の感想レビュー

今はやりの異世界転生×戦後70年の太平洋戦争ブームな軍人モノ。 帝国海軍ゼロ戦操縦士がファンタジー世界でレジスタンスとして大活躍する。 アメリカ海軍の甲板に特攻したら、異世界だった! 「祖国や国民を守るため」というお題目で自己の生命の虚しさを正…

グリザイアの楽園「ブランエールの種」の感想・レビュー

何にせよ、やっぱり面白いなぁと思ってしまうグリザイアシリーズ。 グリザイアの楽園の「ブランエールの種」√は、「少女救済のその後」のはなし。 前作で主人公によりトラウマから解放されたヒロイン達が、今度は逆に主人公を救済するというパターンです。 …

ガンナイトガール 風祭ルートの感想・レビュー

ガンナイトガールの風祭ルートは「依存体質の女を自立させる」おはなし。 全体的にテンポが遅く感じ、少女のトラウマに根気良く付き合うことになる。 民間人の「何もできない感」の表現は巧みだが、フィクションで「何もできない感」を追体験しても。 ここで…

ガンナイトガール ましろシナリオの感想・レビュー

ましろ√は、「役割を担う者の誇り」が描かれています。 “誰にでもできることであれども、その「誰か」は「自分」でありたい” 労働疎外に陥ってしまった人たちへの賛歌となりましょう。 このシナリオでも主人公くんは何もできず、戦争についても描かれません…

ガンナイトガール ナナミンシナリオの感想・レビュー

ガンナイトガールのナナミンシナリオは児童虐待されたメンヘラ少女のはなし。 ドM少女の策略に主人公くん振り回されっぱなし、何もしてない。 作中で散々「関わってやる」とか「踊らされたくない」とか言ってるのにねぇ・・・。 結局は、メンヘラ少女を更生…

グリザイアの迷宮の感想 「雄二過去編の内容」

グリザイアの迷宮の「カプリスの繭」はエージェントモノ。 家庭環境が最悪の少年が如何にして諜報員となりしかを扱う。 説教ゲーの風味が漂うが面白い。 家庭生活編 雄二の過去編として、風見家の家庭生活が描かれる。風見家は父親が事業に失敗し、母親は水…

グリザイアの迷宮 体験版 の感想・レビュー

相変わらずグリザイアは面白いのぅ。2月は競争が激しいかもしれない。 体験版は、雄二過去編である「カプリスの繭」と天音とみちるのアフターの3本。 雄二過去は、JBとの回想という形で語られ、麻子の「歪んだ教育ライフ」が送られる。 体験版天音は、閨房描…