世界史教育
改訂の経緯と主題学習 平成11年の解説には改訂の要因となった社会的背景について以下のように述べている。「今日、国際化、情報化や、科学技術の発展、環境問題への関心の高まり、少子高齢社会の到来など、社会の状況が大きく変化する中で、21世紀を生きる人…
暗記科目としての歴史 暗記科目とレッテルを貼られる歴史教育では、歴史学習は暗記科目ではないとよく反論する。しかしながら、教師が歴史学習は暗記科目でないことを理論的に説明していることは多くない。また、歴史学習を得意とする者は暗記科目ではない側…
第一章 "教え方"ではなく"学び方"から考える 1 生徒の疑問「何のために歴史を勉強するの?」 高校の生徒は学習意欲に欠ける。学習するための動機付けが受験にしかない。受験科目以外は勉強しない。受験しない生徒は勉強しない。教師は授業を聞かせるため様々…
児玉康弘「歴史的思考力」(森分孝治・片上宗二『社会科重要用語300の基礎知識』明治図書 2000年 235頁) 歴史的思考力とは、対象を歴史的事象とした場合に、理性のはたらき(人間の知的活動すなわち帰納・演繹・判断・推理等)によって一定の認識を得る力 …
改訂の背景と主題学習への影響 改訂の背景 平成元年に改訂された学習指導要領の社会的背景について、第1章総説第1節改訂の趣旨「1 改訂の経緯」では「今日の科学技術の進歩と経済の発展は、物質的な豊かさを生むとともに、情報化、国際化、価値観の多様化、…
学習指導要領解説における主題学習 高等学校学習指導要領解説における主題学習の取扱いについて、その変遷を分析する。それにより主題学習が、どのようなねらいのもとで設置されたのかを明らかにする。 対象とする学習指導要領解説は、主題学習が公的に導入…
学習指導要領解説における主題学習 高等学校学習指導要領解説における主題学習の取扱いについて、その変遷を分析する。それにより主題学習が、どのようなねらいのもとで設置されたのかを明らかにする。 対象とする学習指導要領解説は、主題学習が公的に導入…
学習指導要領解説における主題学習 高等学校学習指導要領解説における主題学習の取扱いについて、その変遷を分析する。それにより主題学習が、どのようなねらいのもとで設置されたのかを明らかにする。 対象とする学習指導要領解説は、主題学習が公的に導入…
学習指導要領解説における主題学習 高等学校学習指導要領解説における主題学習の取扱いについて、その変遷を分析する。それにより主題学習が、どのようなねらいのもとで設置されたのかを明らかにする。 対象とする学習指導要領解説は、主題学習が公的に導入…
学習指導要領解説における主題学習 高等学校学習指導要領解説における主題学習の取扱いについて、その変遷を分析する。それにより主題学習が、どのようなねらいのもとで設置されたのかを明らかにする。 対象とする学習指導要領解説は、主題学習が公的に導入…
学習指導要領解説における主題学習 高等学校学習指導要領解説における主題学習の取扱いについて、その変遷を分析する。それにより主題学習が、どのようなねらいのもとで設置されたのかを明らかにする。 対象とする学習指導要領解説は、主題学習が公的に導入…
学習指導要領解説における主題学習 高等学校学習指導要領解説における主題学習の取扱いについて、その変遷を分析する。それにより主題学習が、どのようなねらいのもとで設置されたのかを明らかにする。 対象とする学習指導要領解説は、主題学習が公的に導入…
昭和35(1960)年版 高等学校学習指導要領 社会科世界史B科目 解説 における主題学習 1 科目の性格 「世界史B」を「世界史A」とくらべてみると、「世界史A」が世界史の大きな流れの大筋をわかりやすく理解させるのに対して、「世界史Bは世界史Aの場合よ…
主題学習は昭和35(1960)年版社会科世界史Bから導入された。 1.比較考察・相互関連 2.多角的・総合的 3.民衆・人類 4.大きくまとめて 5.日本史との関連 6.時間・空間(概念意識) 7.現代の課題 8.人物 9.自然環境 10.資料 昭和35(1960)社会科世界史B できる…
昭和35(1960)年版 高等学校学習指導要領 社会科世界史B科目 解説 における主題学習 1 科目の性格 「世界史B」を「世界史A」とくらべてみると、「世界史A」が世界史の大きな流れの大筋をわかりやすく理解させるのに対して、「世界史Bは世界史Aの場合よ…
主題学習は昭和35(1960)年版社会科世界史Bから導入された。 1.比較考察・相互関連 2.多角的・総合的 3.民衆・人類 4.大きくまとめて 5.日本史との関連 6.時間・空間(概念意識) 7.現代の課題 8.人物 9.自然環境 10.資料 昭和35(1960)社会科世界史B できる…
昭和35(1960)年版 高等学校学習指導要領 社会科世界史B科目 解説 における主題学習 1 科目の性格 「世界史B」を「世界史A」とくらべてみると、「世界史A」が世界史の大きな流れの大筋をわかりやすく理解させるのに対して、「世界史Bは世界史Aの場合よ…
はじめに 本報告の課題 1949年4月に実施された「社会科世界史」がどのように始まったのかを現時点で確認できる範囲で提示し、その特徴を考察すること 世界史教育追求しているのは高校「世界史」のみ 小学校 1881年以来、世界史(外国史)を排除して日本史の…
Ⅰ グローバルヒストリーというテーマについて歴史家たちのもつ「見解」は人によって全く異なる 意見の一致があるとしたら、「グローバリゼーション」と「グローバルヒストリー」が密接なつながりがあることについて G・A・ホプキンズによる問題状況の2つの集…
平成21年版学習指導要領の地歴科世界史B科目ではその「内容」において主題学習を7つ行うように規定されています。 ここでは利便性のために主題選定を行う際の基準を表にするとこんな感じ。 授業開発をする際の主題のテーマ選びに役立てば良いのだが。 分類 …
社会科とは何か 社会科教育学における定義 社会科とは社会認識を通して公民的資質を養う 社会科と地歴科 社会科の目標は公民的資質、地歴科の目標は日本人・日本国民としての国民統合(学習指導要領) 内容か思考力か(習得・活用・探究) 基礎的な知識はい…
<論文概要> 「知識偏重の教育に対する批判が高まる中で、中等社会科教育においては、主題学習・事例学習が重視されるようになってきたが、系統学習とそれらの学習法との関係が十分には整序されておらず、その意義づけも不明確である。ドイツにおける高等学…
一 新学習指導要領の下での世界史の役割 平成21年3月9日、新学習指導要領告示→平成25年度入学者から新教育課程 世界史は引き続き地理歴史科の必履修科目 「各時代において世界と日本を関連付けて扱うこと。また地理的条件とも関連付けるようにすること」(「…
1.学習対象の決定 平成11年版学習指導要領「世界史B」内容(4)「諸地域世界の結合と変容」に依拠 (1)「諸地域世界」とは何か 平成11年版学習指導要領から「文化圏学習」が消滅し「諸地域世界」となった。つまりは、前近代の世界においてはそれぞれの地域が独…
(1) 「主題学習」の登場 昭和35年の学習指導要領ではじめて登場 45年の指導要領改定で、一本化された世界史の他に日本史にも適用された 目標・形態・内容について 文部省主催の教育課程研究集会(39、42〜44)指導主事研究協議会(50)、全歴研大会(39、40…
主題学習は1960年版学習指導要領においてはじめて登場した。 1.昭和35(1960)年版 社会科世界史B 目標:「特に政治、経済、社会、文化などの関連について総合的に考察することによって、総合的に考察させることによって、歴史的思考力を深め…」 内容:「……
1、学習対象の決定 平成11年版学習指導要領「世界史B」内容(4)「諸地域世界の結合と変容」に依拠 2、歴史的事象の探索 (1)砂糖と茶の消費習慣の広がり 大航海以降の生活習慣の変化(「生活革命」)に併せて急速に広がる 17世紀;茶も砂糖も薬→18世紀;…
1960-1970)昭和35年版 主題学習の登場 著者名 論文名 雑誌・出版社名 年代 論文種類 論文概要 類型 備考 大江一道 主題学習「ワイマール体制とその崩壊」に関する一考察 季刊歴史教育研究33 1964年 実践 ワイマール体制 教師 民主主義の危機 大熊圭祐 世界…
主題学習の登場と実践研究の模索 1960年、昭和35年版学習指導要領において平田嘉三により初めて公的に主題学習が導入された。主題学習は戦後の初期社会科の問題解決学習や単元学習を起源にしている。1960年当時は世界各国でも歴史教育の在り方が問われており…
この論文の趣旨 主題学習を根本的に検討する いかなる視点に立ったら良いか どのようにアプローチすべきか はじめに 主題学習の視点 1.学校教育の一環としての歴史教育は本来根本的に何を目標として掲げるべきか 2.諸外国の歴史教育 3.世界史Bの主題学習は基…