世界史教育
この文章の趣旨(現状分析/実践例) 主題学習と世界史構想の視点について教育現場における演習資料から検討する。 「世界史B」における主題学習の実施状況はどうか。どこをどう改善すべきか。 新しい世界史構想の視点にとして、どのようなものが考えられる…
主題学習 1990 0373 藤井千之助 歴史教育論攷(2) ―歴史教育における「主題学習について」―:広島経済大学研究論集 広島経済大学経済学会 13−3 12月 27P 1994 3054 鈴木健一 世界史主題学習について:歴史学と歴史教育 歴史学と歴史教育の会 7月 8P 1995 3…
1.はじめに この文章の目的 「1980年代に入って直面している国家や国民の枠組み変動に関する諸問題」および「わが国において強調されている国際化」の二つの面にスポットを当て、「これらの国家や社会のマクロ的変動の中における社会科教育の在り方」につい…
この文章の趣旨 日本の社会科教育は4つある。その4つとは(1)初期社会科「生活主義的社会科」,(2)日本生活教育連盟「社会批判主義的社会科」,(3)昭和30年版以降文部省「教養主義的社会科」,(4)教育科学研究会「科学主義的社会科」である。前2つは実用主義的…
原田智仁「国民的アイデンティティをめぐる論点・争点は何か」原田智仁編『"国民的アイデンティティ"をめぐる論点・争点と授業作り』所収 明治図書 2006年11-21頁
この文章の趣旨 社会科教育において国民的アイデンティティに関して問題になっていることのまとめ (1)国民的アイデンティティとは何か 「ナショナル・アイデンティティnational identity」 国民としての同一性、存在証明(一体感)、主体性 (2)社会科教育の目…
この文章の趣旨 Kevin O'Reilly『合衆国史における批判的思考』(Critical Thinking in America History Series)から歴史的思考力を抽出する この文章の結論 オレイリーに見られる歴史的思考力の深化の過程は、個々の要素的事実の因果連関の体系化によって、…
1.教師の主題学習観を確立する 主題学習を取り入れることについての教師自身の学習観の確立 「世界史」の学習指導の目的は何か なにゆえに高校のカリキュラムに「世界史」が位置づけられているか 2.主題学習のねらいをふまえて、世界史学習の改善・くふうを…
?.主題「イギリスにおける議会政治の発達」の意義 「イギリスにおける議会政治の発達」は主題学習が初めて導入された1960年版学習指導要領において例示されている主題学習の内容のひとつである。 この主題を設定した平田嘉三氏(当時文部省教科調査官)による…
ここでの主題学習の位置づけとしては「基本的事項の系統主義的学習をあくまでも土台と考え、その上にたってより分析的に、より理論的に、より総合的な高次の学習内容と形態をもつもの」とする。 主題学習における3つの不幸 1:文部省主導の導入であっため教育…
1)主題学習の根拠 主題学習に求められているもの 過去の歴史事象の学習を通して、現在や未来に対しても正しく機能する歴史的思考力を高める。 通史学習の限界 知識体系としての歴史の理解を第一義とする系統主義的学習 歴史的思考力や判断力も、個々に作用す…
静岡県立掛川西高校世界史教室における1967年度からの歴史的思考力育成の実践。 実践の帰結点は「主題学習の日常化」。 1)「主題学習の日常化」 「世界史」における主題学習の位置づけ 主題学習は、歴史的思考力の深化をなす場であり、歴史の理解への接近を…
1.主題学習という考え方 昭和43年改定高等学校学習指導要領において主題学習が「日本史」にも取り入れられた 主題学習は昭和33年改定学習指導要領「世界史B」に現れたのが最初 主題学習という考え方自体はそれ以前にも存在していた 2.主題学習的な考え方の…
この文章の趣旨:主題学習には人物学習が最高なのだが実践例が少ないのでルターでやった。 1「世界史」の学習指導要領と主題学習 主題学習とは 通史学習(系統学習)を中心としながら、そのもっとも適当な段階で、生徒の「総合的な歴史的思考力」を育成・深…
※ここにおける「現行」とは1978(昭和53年)版学習指導要領なので注意が必要。 はじめに この文章の趣旨:「主題学習の研究と実践の歴史」 1主題学習の登場と実践研究のはじまり (1)「世界史B」への登場とその背景 主題学習が公的に初めて登場したのは…
「世界史」主題学習についての基礎的な文献。 昭和53年版学習指導要領なので少し古く、主題選定の観点とかも異なる。 はじめに 趣旨:これからの(昭和53年当時の)主題学習の進め方 昭和53年版学習指導要領の変更点 文化圏学習の拡充 東アジア・西アジア・ヨ…
新しい学習指導要領改定案では世界史Bにおいてどのような変更がなされたであろうか。 注目すべきはその目標において最終的な目標が「"日本国民"としての自覚を養う」となりよりいっそう日本が強調されるようになったことや、内容において帝国主義の扱いが内…
教育業界に携わっているとフィンランドといえばPISA型読解力ですが、歴史教育における英雄史学習ではマンネルヘイムも有名です。英雄史学習とは、ナショナリズムの昂揚・国民統合のために国家のヒーローを生み出し愛国心を醸成する歴史学習。フランスのジャ…
『その時歴史が動いた』を視聴して、主題学習と放送利用について考えてたら何時の間にか主題学習についてまとめていたのです。放送利用について全然書いて無いとか、『そのとき歴史が動いた』関係ないとかいうツッコミは無しで。 歴史の内容構成・学習法には…