個人と社会のかかわり

倫理 西洋思想【12】個人と社会のかかわり④社会参加と他者への奉仕(マザー=テレサ、レヴィナス)

この項目で学習すること 人間は独立した一個人としてその尊厳を認められなければならないが、一方で社会を構成している一員であり、他社とのかかわりなしに生きていくことは不可能。 ここでは他者の存在にあたたかな眼差しを向け、他者への共感を信条とした…

倫理 西洋思想【11】個人と社会のかかわり③他者の尊重(アーレント、ハーバーマス、ロールズ)

社会における自己と他者の関係をとらえ、そこで自己の実現と他者の尊重を両立させるためにはどうすればよいか。 実存主義以降の思想を参考にする。 【目次】 1.アーレントと公共性の問題 (1)全体主義の起源 ※全体主義=個人よりも全体を優先する政治思想。 (…

倫理 西洋思想【10】個人と社会のかかわり②人間存在の地平(実存主義)

【目次】 0.実存主義の背景 0-1.大衆社会の成立 0-2.実存主義とは何か? 1.キルケゴール【超越者との出会い】 1-1.思想的背景 1-2.例外者と主体的真理 1-3.宗教的実存 2.ニーチェ【神の死と超人】 2-1.ニヒリズム(虚無主義)の時代 2-2.超人 3.ヤスパース【実…

倫理 西洋思想【9】個人と社会のかかわり①人間性の回復(社会主義思想)

【目次】 1.資本主義社会の弊害 1-1.人間疎外 1-2.公正・平等な社会を目指して 1-3.空想的社会主義者たち 2.マルクスの思想 2-1.労働疎外 2-2.史的唯物論 2-3.社会主義と共産主義の違い 3.マルクス主義の修正 3-1.資本主義の発展と労働者の地位向上 3-2.ベル…