博物館等施設見学記録(2019)

【巡検メモ】博物館等施設見学を終えて 総括的な雑感

今回の長期巡検ではヘリテージツーリズムの研究の一環として、地方博物館による観光振興及び地域史の啓発と普及を視察してきた。具体的には地域の博物館がどのように訪問客を誘致しているか、自らの地域の歴史をどのように語り継ごうとしているかについて等…

【巡検メモ】博物館等施設見学11日目 群馬滞在編④集めろ古墳カード!第2話「西毛編」

すぐに古墳を見つけられず、ウロウロと彷徨い、古墳カードの配布場所で悠長に展示を見ていたら、瞬く間に時間が過ぎ去り、最後の方は駆け足気味でろくに展示を見ずカードだけもらう状態になってしまった。あくまでもポイントラリーは周遊のための動機付けで…

【巡検メモ】博物館等施設見学10日目 群馬滞在編③集めろ古墳カード!第1話「東毛~中毛編」

ツーリズムによる地域振興及び周遊ルートの創造の手段として、よく用いられる方法がスタンプラリーである。近年ではスマホの発達によりアプリによるもののみに特化した事例もある(例えば北海道のゴールデンカムイのスポットを周遊させるスタンプラリーなど)…

【巡検メモ】博物館等施設見学9日目 群馬滞在編②高崎北ミュージアムトライアングルほか

本日は高崎駅以北・利根川以西の地域を北上していった。かみつけの里・土屋文明記念館・絹の里は「高崎北ミュージアムトライアングル」という見学ルートを作り出し、観光客の周遊を生み出そうとしている。ただ、これに上野国分寺跡を回ることを考えると、緯…

【巡検メモ】博物館等施設見学8日目 群馬滞在編①群馬県立歴史博物館

歴史系博物館の展示パターンとして、文脈関係なく博物館が見せたい主要展示を第一に持ってきて、それから通史に入るケースがある。群馬県立歴史学物館は「埴輪」が主要展示であり、まず第一に埴輪を見せてから、古墳を紹介し、古代東国文化を推してきている…

【巡検メモ】博物館等施設見学7日目 滋賀(大津&琵琶湖)・岐阜(関ヶ原)・福井(一乗谷)・石川(金沢)→【新幹線】→群馬(高崎)

大津から北東へ進み金沢へ。滋賀県の訪問地は琵琶湖よりも安土か彦根にしておけば良かったかもしれない。福井県では県立歴史博物館が16時30分入場締め切りのところ16時32分に着いたのだが、入場させて貰えなかった。そのため一乗谷へ行くことにし、朝倉義景…

【巡検メモ】博物館等施設見学6日目 鳥取&岡山→【新幹線】→京都→【在来線】→滋賀(大津)

6日目は鳥取と岡山。松江からの移動でまごついた上、国立公園・ジオパークである鳥取砂丘に時間を割いたため、鳥取県立博物館と鳥取城を回れなかったのが、心残りである。岡山県立歴史博物館は、特殊器台から円筒埴輪への発展が印象的。岡山から京都へ新幹線…

【巡検メモ】博物館等施設見学5日目 山口(萩)&島根(出雲・松江)

世界遺産を活用し、萩市全体をミュージアムとしてとらえる観光政策「萩まちじゅう博物館構想」の勉強の為に時間を取られ、出雲に行くのが遅れる。そのため時短のため有料優先で中国自動車道をぶっぱしたので、日本海沿岸を走ってみたかったと思う。 萩 萩博…

【巡検メモ】博物館等施設見学4日目 大分(中津)・福岡(門司)・山口(下関)

この巡検の目的の一つとして、地方の歴史系博物館が自らの地域をどのように認識し、物語っているかを比較することが挙げられる。そのため、なるべく県立の博物館を訪問しているのだが・・・なんと大分県立歴史博物館は改修中で休館であった。公式webサイトの…

【巡検メモ】博物館等施設見学3日目 鹿児島・宮崎

3日目は鹿児島と宮崎。鹿児島は黎明館と集成館及び仙巌園。宮崎は宮崎総合博物館と延岡城跡。 地方の博物館は、その県がどのように形成されたかを物語るので、各地域の共通性と独自性が見られて面白い。 黎明館 特別展はアンデス展をやっていたがスルーして…

【巡検メモ】博物館等施設見学2日目 長崎・熊本・鹿児島

2日目は長崎・熊本・鹿児島。長崎市内から島原へ行きフェリーで熊本へ渡って高速道路で鹿児島まで南下。佐賀県内で入手できなかった『ゾンビランドサガ』のスタンプラリー台帳を何故か熊本県でゲットした。後の祭り。 【お品書き】 長崎歴史文化博物館 島原…

【巡検メモ】博物館等施設見学1日目 福岡・佐賀・長崎

博物館はきちんと見ようと思えば、とても時間がかかる。限られた日数でたくさんの場所を見ようと思えば、自ずと強行軍となり、中身が充実したものとは言えないだろう。それでも、地方の博物館がどういう場所なのかを実地で見ておくことには意味があろうと正…