死生観

タペストリー 茅野美那シナリオの感想・レビュー

タペストリーの美那シナリオは、ツンデレヤンデレ女の子を少女救済。 俺の余生は全て茅野のために捧げてやんよ。 このシナリオだけはじめちゃんはエンドまでに死にません。 トラウマ抱えて気丈に頑張る努力少女の生きる糧となれ!! 茅野美那のキャラクター…

タペストリー 桜井紗希シナリオの感想・レビュー

タペストリーの紗希シナリオは死という現実を受け入れられない少女のおはなし。 残される大切な人の為に死に行くものは何が出来るか。 少女救済のために最後の力を振り絞れ。 紗希シナリオは主に手芸技術伝授編と現実と戦う編に分れる。 桜井紗希のキャラク…

タペストリー 潮見ひかりシナリオの感想・レビュー

タペストリーは主人公が不治の病で死ぬおはなし。死生観を描いた作品ではナルキとこなかなが有名かな?前者はヒロインが不治の病という運命から逃れるために自殺する『ナルキッソス』。後者は好きな女へ筋を通すために徹底的にフラグをクラッシュする『こな…

ひまわりのチャペルできみと エストリアルートの感想・レビュー

亡国のお姫様が国家と夫をはかりにかけるおはなし。 エステリアは世界大戦で国民を領土を主権を喪失した亡国のお姫様。日本に亡命し、学園生活を送ることになる。転入当初は大人しくていじらしく貴宏が色々と面倒を見てあげることに。困難の時に救ってくれる…

ひまわりのチャペルできみと「緒野田月乃シナリオ」の感想・レビュー

家族モノシナリオ。待望の子供が不治の病でクォリティーオブライフ。 月乃のキャラクター表現とフラグ生成過程及びシナリオの要旨 月乃は世界大戦で生まれた生物兵器の生き残り。月乃の姉妹・兄弟は遺伝子的に肉体を維持できず死んでしまった。唯一生き残っ…

narcissu 〜ナルキッソス〜 の感想

22年も生きていて滑稽だわ。 シナリオはステージ☆ななの片岡ともさん。ねこねこソフトでシナリオ書いてた人です。 不治の病に侵された少年が、同じ境遇の少女とともに盗んだ車で走り出す。最期にその目に写したいのは、淡路島の水仙:ナルキッソス。そして、…

『こなたよりかなたまで』の感想メモ

癌患者のインフォームドコンセントやクオリティー=オブ=ライフを題材にして死地に赴く少年の最後の瞬間を描いている。 蝋燭はもえつきる瞬間に一層の輝きを見せるが、生命においてもそれは同じ。散り際に思うことは心を打つ。 特に佐倉佳苗シナリオは良い。…

天使のいない12月

生きていても何も無く、死なないから生きているという主人公たちが織り成す青春群像。 どことなく実存主義を彷彿とさせます。おそらくハイデッガーの思想“死への存在”がモチーフとなっていると思う。「いつか必ず死ななければならない」という運命を引き受け…