SAGA PLANETS

花咲ワークスプリング!「玖音先輩シナリオ」の感想・レビュー

精神年齢が高い天才少女だったが故に経験できなかった幼少期への憧憬。 友達とバカをやる楽しさをBBA(最低22でもover)に体験させるため立ち上がれ!! しかしシナリオの最大瞬間風速はフラグ構築まで。後は消化試合感が否めない。 年上の甘やかし系ヒロイン…

花咲ワークスプリング!「空森若葉シナリオ」の感想・レビュー

富裕階級コンプレックスのお嬢様は個人として承認されると好感度マックスなの。 お嬢様としての自分ではなく、若葉本人を見て欲しいとの欲求に応えましょう。 親友からの関係性変化モノで終わることなくアイデンティティの確立まで扱います。 最後はモヤモヤ…

花咲ワークスプリング!「琴吹ヒカリシナリオ」の感想・レビュー

かたわ少女物語。「聾」を抱える少女の悲哀と精神的克服を描きます。 「聾唖」については『ONE』という鉄壁が存在しますし、数多のシナリオが存在。 近年の作品では『星空のメモリア』の天文部員と雰囲気が近いですかね? 「難聴であることを言い出せず隠し…

花咲ワークスプリング!「不知火祈シナリオ」の感想・レビュー

孤独を孤高と読み替えるハイパーツンドラめんどくさい少女のココロを雪融けさせる話。 祈さんシナリオを読んでいくと「どうみても祈さんは自分です」と思うプレイヤは多いかと。 『山月記』読んでると「李徴は俺か!?」と思うのと同じパターンですね。 「自…

花咲ワークスプリング!(体験版)の感想・レビュー

人の絆とか集団の力とか仲良しグループとか友情とかを前面に押し出してくるギャグゲー。 煩わしい人間関係を切り捨て、孤高であろうとするメインヒロインの思想を転換させろ。 確かにコミュニケーション能力とか友情とか団結とかはお題目として立派だとは思…

カルマルカサークル「グランドエンド」の感想・レビュー

カルマルカサークルのグランドエンドは「過去の自分を受け入れる」おはなし。 過去も未来も書き換えられる「刻の調べ」を抹消させましょう。 過去の罪や悲しい現実があるからこそ、未来を紡いでいけるんだ。 あー、私も過去の自分はあんまり受け入れられない…

カルマルカサークル「天ヶ瀬菜月シナリオ」の感想・レビュー

カルマルカサークルの菜月シナリオは「亡き母の呪縛からの解放」。 母親を亡くしたことを契機に天文学への興味を封印した天ヶ瀬菜月。 死者は蘇りはしない、自分のしたいことを選び取るのだと、トラウマ脱出。 最後は進路か男かでの選択で、男を選択。 遠回…

カルマルカサークル「朝比奈晴シナリオ」の感想・レビュー

カルマルカサークルの朝比奈√は「親子問題の確執」。 親に意地張ってバイト戦士となり自立を目指す少女の救いとならん。 最後は『暗夜行路』してても『和解』しちゃった☆になりますが・・・。 お互いを愛するからこそのすれ違いを解決し、父娘の絆が回復しま…

カルマルカサークル「ニコル・ルル・アードレー√」の感想・レビュー

カルマルカサークルのニコルシナリオは「打算のない人間関係」について。 ありがちな「貴種流離説話」に「発展途上国における資源紛争」で味付け。 シナリオも短めで、資源紛争に関して掘り下げもなく、薄っぺらなかんじは否めませんが・・・。 テーマは紛争…

カルマルカサークル「夏目暦シナリオ」の感想・レビュー

カルマルカサークルの暦シナリオは「存在理由の希薄性」。 自分で選ぶことを諦め、他人に人生を委ねてきた少女の主体性を回復させよ。 自分の存在に合理的な必要性を求めるヒロインに対して、無差別無償の愛を説け。 主人公くんが全力で少女の存在理由を肯定…

カルマルカサークル「高坂夕姫羽」シナリオの感想・レビュー

カルマルカサークルの高坂夕姫羽シナリオは「アイデンティティ拡散の危機」。 自分の生きる意味を喪失し、この世を等しく無価値と断じる少女を救済せよ。 不自由なく生きられる管理された箱庭を選ぶか、主体性のある茨の道を歩むかを決断する。 生きる意味な…

カルマルカサークル「共通ルート」の感想・レビュー

カルマルカサークルの共通ルートは、学園祭の成功と呪いの除去の失敗。 体験版で提示された「呪われし7人の呪いを解くための儀式」は失敗に終わる。 なぜ儀式が失敗したのかを突き止めるため、個別√でのヒロイン攻略に繋がっていきます。 個別ヒロイン一人を…

カルマルカサークル(体験版)の感想・レビュー

カルマルカサークルは学園祭&アカシックレコードなちょいオカルトもの。 ひねくれた主人公が自分を受け入れようと苦悩する姿が見られるだけでも買いです。 トラウマを抱えたヒロインたちと一緒に自己救済をするために同好会を結成します。 人類の過去と未来…

はつゆきさくら Graduation ルートの感想・レビュー

はつゆきさくらフルコンプ。 端的には「過去の未練に囚われ駄々をこねる少年に対し、人との繋がりで現実を受け入れさせる」おはなし。 玉樹桜は死霊。ランは生霊。浪人が比較的優遇されていた感じかな。 うん。なんというかまぁ面白かった!!シロクマ影薄す…

はつゆきさくら シロクマ(望月宝)シナリオ+おまけ寸劇の感想・レビュー

はつゆきさくらのシロクマ√は、箱入り娘の高校受験のおはなし。 だが勉強などの描写は少ないし、受験に対する葛藤とかもホンノリな感じ。 むしろ性知識の無い娘を色々と弄ることにテキスト量が割かれていたり。 そしてエンディング曲の後にとってつけたかの…

はつゆきさくら あずま夜シナリオの感想・レビュー

「はつゆきさくら」のあずま夜シナリオは、「過去の自分と向き合う」おはなし。 トラウマを負った若者がPTSDを発動させながら、もがき苦しんでいく。 現在の自分を構成しているのはかつての自分がいたからこそ。 どんな煩悶とでも向き合い、それを受け入れる…

はつゆきさくら 東雲希シナリオの感想・レビュー

「はつゆきさくら」の東雲希シナリオは、進路指導委員活動譚! いざゆけ、卒業が危ぶまれる人々の助けとならん。ホワイトグラデュエーション! 最後は助けたサブキャラ問題児を率いて、東雲家兄妹対決。 主人公は途中でフェードアウトだ。 東雲希のキャラク…

はつゆきさくら 小坂井綾ルートの感想・レビュー

『はつゆきさくら』の小坂井綾ルートは、「姉弟関係の愛憎」のおはなし。 物語の全体的な構造では「主人公が覚醒した理由」の過去話という因子を持つ。 「過去のトラウマ」、「自己否定」、「記憶消去」など切なさいっぱいでお届け。 まぁ、ヒロインが物語構…

はつゆきさくら 1周目「強制 DEAD END!」

はつゆきさくらの1周目は、強制DEAD END! 主人公くんは、正ヒロインフラグを立てるも、結局死者への未練を選んで、死姦に走る!! 選ばれなかった玉樹桜は世界を滅ぼしバッドエンドでループへGO! 「彼が愛さないこんな世界に価値はなあああい!」 体験版…

はつゆきさくら体験版の感想・レビュー

はつゆきさくら体験版は「幽霊探し」のおはなし。 社会不適合者を引き連れて、いざゆかんやゴーストタウン。 伝奇系風味の推理チックゲーか? 体験版の内容 主人公の河野初雪は進学校に馴染めない社会不適合者予備軍。最初の印象はCLANNADの朋也さんに近いか…