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三上ミカ先生の兄妹シリーズ。事実婚ハッピーエンドに至るために母親問題に切り込む!(『三日三晩、兄妹ふたりぐらし』より)

三上ミカ先生が手掛けている実妹モノシリーズ。生真面目で堅実な兄が妹との関係に懊悩する姿が見どころ! このシリーズは事実婚ハッピーエンドで確定しているとのことですがそのためには家族問題を描く必要がある。 それ即ち、母子家庭におけるもう一人の家…

令和リメイクとその周辺(『ドッジ弾子』を読んだ)

『ドッジ弾平』の続編である『ドッジ弾子』が話題となっている。 ここでは『ドッジ弾平』の思い出を振り返り、『弾子』がなぜ話題となったのかを考える。 【目次】 ドッジ弾平の思い出 昭和リメイクと女体化の中で バブミ系恵体巨女 オレっ子陸セパ巨女 ドッ…

ゆるキャン△新キャラの後輩たち(瑞浪絵真と中津川メイ)【13巻~14巻】

ゆるキャン△12巻で後輩フラグが立てられていた。 13巻での春休みで顔見せが行われ、14巻の新学期から本格的に登場する。 後輩1人目がデジタルお絵描き少女瑞浪絵真、2人目がロードバイク少女中津川メイである。 絵真は野クルには入らない斎藤や志摩リンサイ…

【感想】雛原えみ「おためし彼女ちゃん」を読んだ

大学のペアワークでぼっち化した地雷系少女に声を掛けたら執着されてしまう話。 主人公の竿役は大学に研究をしに来てる系の冷静で落ち着いた感じの知的な男子大学生。 ある時大学の授業でペアワークになった際、うっかりぼっち少女に声をかけてしまう。 だが…

「人間死ななきゃ生きれるモンさ」とウェルフィンは言った(キメラアント編などを読むなどした)

労働において感情といったものは余計なものであり、心を殺して仕事をしなければならない。 労働は義務でありそれを怠れば社会的に生きて行くことはできないのだから仕方が無いことではある。 だが社会的に生きていたとしても、心を殺せば「生きながらにして…

ついに『ゆるキャン△』にも群馬県が登場!(碓氷峠鉄道文化むら)【13巻】

聖地巡礼ビジネスにより山梨県・静岡県に多大なる恩恵をもたらした『ゆるキャン△』。 主人公なでしこ達は山梨県民なので群馬にもキャンプしに来てくれないカナーとは思っていた。 だがついに『ゆるキャン△』でも群馬が扱われたのである!!狂喜乱舞。 文脈的…

『ぼっち・ざ・ろっく!』原作1巻~5巻内容まとめ

『ぼっち・ざ・ろっく!』の原作1巻~5巻を読んだ。 全体の流れとしては初ライブ編、文化祭編、未確認ライオット編、レーベル編に分かれる。 初ライブ編はアニメ第8話までの内容で仲間を集めてライブを行うまでの道程が描かれる。 文化祭編では「ぼ喜多」を…

『ぼっち・ざ・ろっく!』原作(1~4巻)の雑感

原作をとりあえず4巻まで読んだ。 アニメから原作に入ったが、アニメではライブ描写や手工芸、実写などを用いて上手く原作の行間を補正している。 また一方で、原作にしかなくアニメ化の際に捨象されている要素も結構ある。 後藤さんのスタイルについては既…

森宮正幸『ほどいて、むすんで』(1話~5話)の感想・レビュー

デレマス同人で著明な森宮缶先生が黒髪ロングのヘアアレンジを描く髪フェチ漫画。 幼少期から姉の髪を弄っていたため髪結いスキルを身につけた主人公くん。 一方黒髪ロング素直クール剣道少女の野原さんは不器用で母親に髪を結って貰っていた。 ある時野原さ…

【感想】ウマ娘 シンデレラグレイ 第三章「1989年群雄割拠編~イナリワンの編入・メジロアルダンの奮闘・スーパークリークの成熟~」(77話~101話)

有馬記念でタマモクロスは引退し新年を迎える。 笠松のオグリに続けと言わんばかりに、新年度には大井からイナリワンが参入する。 だがオグリたちは怪我に泣かされ、イナリとの対決は秋に持ち越させる。 そして季節は秋となり怪我から復帰したオグリたちとイ…

【感想】ウマ娘 シンデレラグレイ 第二章「1988年下半期~タマモクロスとの激闘篇~」(29話~76話)

シンデレラグレイ第二章はタマモクロスとの戦いを中心として描かれる。 オグリは日本ダービーに出られなかったことから目標を喪失してしまう。 そんなオグリに対するマーチの激励により日本一のウマ娘を目指すことにする。 その前に立ちはだかったのがこの時…

【感想】ウマ娘 シンデレラグレイ 第一章「1988年上半期~オグリキャップとクラシック登録問題編~」(17話~28話)

シングレ第一章ではクラシック登録問題がクローズアップされる。 カサマツから編入してきたオグリキャップはクラシック申請を逃してしまう。 そのため日本ダービーの出場資格を失ってしまうのだ。 オグリは実力を示し実績を積んでこのルールを覆そうとする。…

ハイパーインフレーション(50-51話)にみる挫折からの立ち直り方

私は挫折系主人公モノが割と好きだ。何故なら自分が挫折しまくりの人生だからだ。それはもう挫折しまくっている。失敗ばかりの人生だ!それ故、挫折した主人公がもう一度人生を賭けて見る気になるシーンとかに共感してしまうのである。今回もまた私は仕事量…

【感想】宇崎ちゃんは遊びたい!第89話「宇崎家お義父さん攻略完了」

娘はやらんと息巻いていた宇崎ちゃんのお義父さんが桜井くんを理想の息子と認識する話。 ジムに通うようになった主人公の桜井くん。 職員の藤生さんと仲良くなるが、なんと宇崎ちゃんの父親だった。 折角ジムに居場所を見つけたのに、気まずくなってしまう桜…

望公太(原作)・大友卓二(作画)『三番手ヒロインのその後』の感想・レビュー

ハーレム系恋愛競馬モノにおけるアンチテーゼ。お色気枠負けヒロインを題材とした話。 エロゲならともかく現代の一夫一婦制という倫理観に基づく少年誌にハーレムエンドは無い。 それ故、必ず少年誌のハーレムモノは恋愛競馬となってしまい負けヒロインが生…

ヤマノススメ「ここなちゃん高校進学と転校問題」(二百九~二百十合目)

ここなちゃんが高校進学を契機に関西に引っ越すか飯能に残るかを選ぶ話。 ここなちゃんの父親は関西に単身赴任しており、この度見事に昇進した。 そこで関西にマイホームを買うかどうかを検討することになる。 当然そうなれば学校は転校することになり、山メ…

異世界おじさん アニメ8話以降の原作異世界エピソードまとめ

セガ大好きおじさんが独自の価値観で異世界を生き抜く姿が大人気となった『異世界おじさん』。だが人気絶頂の中、コロナショックにより7話までで放送は中止となり10月より1話から改めて再スタートとなってしまった。そのため8話以降は8週間も待たねばならな…

【感想】漫画版『メイドインアビス』における「烈日の黄金郷」編の終局部について

アニメ2期は最終回を目前にして特番となり1週分空いてしまった。そのため続きが気になり漫画原作で「烈日の黄金郷」編に該当する部分を読んだ。ここでは最終回に備えてアニメ11話以降の内容が漫画原作ではどのように描かれていたかをまとめていきたいと思う…

【感想】たぬま『今日から悪い子。続』(2022年9月4日)を読んだ。

再婚により義兄妹となり、これまで居場所が無いと感じていた主人公とヒロインが相互救済をする話。 兄は母親の期待に応えるために良い子を演じてきたが義妹に本質を受け入れられた気がしていた。 だが義妹が乙女ゲーを愛好する事が分かり、自分はゲームのキ…

ヤマノススメ群馬回④「浅間山」(漫画版九十三・九十四合目)

93・94合目では群馬県民ほのかに誘われたあおいが浅間山に登りに行く話。 上毛かるたでは「浅間のいたずら鬼の押し出し」でお馴染みです。 浅間山は活火山のため直接は行けず周囲の外輪山を一周するのが基本なのだとか。 作中では写真を撮るためにカメラ装備…

ヤマノススメ群馬回③「少林山達磨寺」(漫画版百九十三合目「写真を撮っていたから」)

193合目は高崎市民であるほのか回であり少林山達磨寺が登場する。 上毛かるたで言う所の「縁起達磨の少林山」ですよ! 今回の見所はなんといってもソロがよく似合うほのかの独り言。 一人で写真を撮るJKは孤独を楽しむ術をよく知っているというのがポイント…

【感想】異世界ドラクエ3(FC版)を読んだ。

現代のJKたちがファミコン版ドラクエ3の世界に転移しリアルRPGして絆を育む話。 もしドラクエの世界に入れたらという想像を誰しも小学校の時にしたかもしれない。 そんな想像を異世界転生モノで表現し百合的関係性で味付けしたのが本作の特徴。 研究が進んだ…

【感想】ぷにるはかわいいスライム第17話を読んだ。

思春期中学生ツンデレ男子が美少女化した幼馴染スライムぷにるに振り回される話。 幼少期から仲の良かったスライムが何と美少女化してしまったぞ! だが精神年齢はそのままなのでかわいい姿でお子様の頃と同じノリで接してくる。 思春期に入った主人公はかわ…

【感想】花兄けい「キミと上げる花火」を読んだ。

高校時代に好意を伝えられなかった男に花火大会でリベンジしようとする話。 シナリオはヒロイン視点で展開され告白を目指す心の機微がウリになっている。 高校時代、好きだった男は別の女とくっついたが現在はフリーになった! このチャンスを逃してはならぬ…

【感想】雲呑めお「火照り合い」を読んだ。

夏祭り浴衣デートからのお家から打ち上げ花火。夏だから掲載誌に1本はある季節モノ。 お祭りを楽しむデート描写に力が入っているとキャラに愛着湧いていいよね。 日常の所作の中に感じられる艶めかしさがとても良く表現されていてそこがウリ。 花火までの時…

【感想】依存が進みメンヘラ化する安達を面倒くさいとバッサリ切り捨てるしまむら

体育館2階の卓球場で授業をサボっていたことを契機に仲良くなった安達としまむら。 当初の関係は対等なものでしたが、次第に安達がしまむらへの依存度を深めていくこととなる。 そんな安達に対し人間関係に希薄なしまむらはそのような感情を受けとめず流して…

【感想】いだ天ふにすけ「不束ながら」を読んだ。

人生が上手くいかないネガティブ系男子の世話を焼き続ける後輩ドブ女との幼馴染の絆。 主人公は幼少期から人生が上手くいかず失敗ばかり。仕事でも失敗し取引先を出禁となる。 そんな主人公を慰めるためヒロインは飲み会を企画。友人ズに慰められる。 この後…

【感想】ひらやん「深窓からの」を読んだ。

担任に頼まれたことをきっかけに不登校のクーデレ令嬢の邸宅に通うようになった話。 ヒロインは自分の下へ来てくれた委員長を逃がさないため賭けを仕掛けて来る。 つまらないから登校するつもりはないという御令嬢だがそこはかとなく人恋しさを醸し出す。 委…

【感想】ななはむ先生の大井っち本を読んだ。

感情を拗らせており素直に好意を表現できない大井っちがデレる描写が見所の話。 出張帰りに急遽宿泊が必要になった提督と大井っちだが宿が空いていない。 空いているのは連れ込み宿くらいなもので、無知な大井は何も知らずに事を進めてしまう。 当然入った後…

【感想】ぼるしち『桃ちゃんやみおちした!?』を読んだ。

映画デートを邪魔されたうえ媚薬を盛られて闇落ちした桃を身体的にケアする話。 シャミ子から映画に誘われてウッキウキになるちよもも。 だがしかしいつもの如く映画にはシャミ子のバイト先の人員が加わりデートは邪魔される。 さらにケーキバイキングに行っ…