ウマ娘 2周年記念イベント「Leap into a New World!」の感想・レビュー

理事長の依頼で学園のパンフレットを生徒主体で作成することになる話。
生徒の活き活きした姿を見せることがコンセプトであり主に3パートに分かれる。
A-partはシービー、ターボ、エースが主になって、お気に入りスポット巡りをする。
B-partはジャングルポッケ、カフェ、タキオンがチーマーウマ娘と野良レースをする。
C-partはメジロ√でアルダンとドーベルの子どもトレセン体験にラモーヌが乗り込んで来る。
最後に素材提供者が参加できる特別レースが行われパンフレットは見事完成する。
パンフレットを呼んだ子どもたちにトレセン学園への志願を促すことに成功した。

【目次】

A-part:お気に入りスポット巡り

お気にの場所は違えども、レースの活力にする点では同じ!

ウマ娘2周年イベントということで、新たに実装されたウマ娘たちがメインを張ることになる。A-partを担当するのが、シービー、ターボ、エースの3人にネイチャとルドルフが随行し5人でお気に入りの場所を巡る。ターボは練習後に疲れるとゲーセンで遊んで明日への活力を養い、ルドルフはウマ娘ミュージアムで過去のウマ娘を見ることで闘争心を燃やし、ネイチャは商店街で焼きそばパンを食べ、揚げたてコロッケやメンチカツで癒される。シービーは河川敷で自然を感じ、エースは小高い丘で街を見渡す。こうしてそれぞれの全然別の場所だけれども、レースに向けて英気を養う場所ということは同じ。皆のお気にの場所を巡ってテンション上がった5人はトレセン学園に向けて走り出すのであった。ウマ娘たちの積極的休養は実に活き活きしたものであったとまとめられる。終局部でも語られることだが、ここではシービーとルドルフの仲の良さがポイントとなる。何でも一人で抱え込みがちなルドルフを理解っており、価値観を共有していたり、通じ合ったりしている様子を垣間見ることができる。ルドルフのライバルポジションのシリウスシンボリや、補佐者のエアグルーヴとはまた異なり、二人だけが見ている世界観の雰囲気がエモい。時代はルドシビが来ていることを予感させるものであった。
 

B-part:チーマーウマ娘と野良レース

ジャングルポッケ姐さん無双

B-partを担当する新ウマ娘はジャングルポッケ。姉御肌で豪快なポッケは後輩がチーマーに舐められたのでヤキを入れに行く。ついでにカフェタキコンビも参加することになる。レースはリレー形式であり、河川敷・山中・野良レース場の3か所を巡ることに。だがトレセン学園チームが3人なのに対し、チーマーたちは10人以上おり反則スレスレ、いやどう見ても反則な手段を使ってくる。これを捻じ伏せていくカタルシスがジャングルポッケ√の見所。タキオンは冷静にレースを展開し、チーマーたちを先行させることで足場の悪い河川敷のデータを収集しブチ抜く。ブレーキとなってしまうのがカフェであり、霊能力を使って安全ルートを進むも、チーマーたちは替え玉作戦を決行し、さも走ったかのようにみせかける作戦を取る。こうしてカフェは抜かれてしまったわけだが、最後のポッケ姐さんがチーマーのヘッドをぶち抜き大勝利!見事な走りに感服したチーマーが舎弟になりたいと申し出るもポッケはこれを断り、友達として親交を結ぶ。こうして一般ウマ娘トレセン学園の交流が活き活きした姿としてパンフレットの素材に使われる。
 

C-part:ラモーヌとアルダンの姉妹対決

ラモーヌに完膚なきまでに敗北したアルダン

当初はアルダンとドーベルが担当するちびっ子たちのトレセン学園体験イベントであった。子どもの相手が得意なドーベルと丁寧で優しいアルダンであれば、満足する時間を提供できたはずである。だがしかし、ここにラモーヌが乱入してくるのだ。ラモーヌは子どもたちにレースへの熱い想いを滾らせるために突如としてアルダンに勝負を仕掛けてくるのだ。アルダンは知略によるレースメイクでラモーヌと戦うが、姉が自分を侮っていることを突こうとして逆に捻じ伏せられてしまう。こうしてアルダンは完膚なきまでに姉に敗北させられたのであった。アルダンとラモーヌの緊張感溢れる姉妹関係がこれでもかという程演出される。アルダンのラモーヌに対するコンプレックスは物凄いものがあるが、ラモーヌのアルダンに対する態度も厳しい。こうしてラモーヌは勝負だけして場を温めると、後のちびっ子体験学習は丸投げ。ドーベルとアルダンが子どもたちに丁寧に指導をするのであった。

アルダンの姉に対する強烈なコンプレックス

 

小括

ルドシビでパンフレット作成振り返りエンド

以上により2周年イベントとして新キャラを中心に3つの場面からの構成で、パンフレット作りが演出された。最後はトレセン学園らしくレースで締めようということになり、素材提供者たちが参加できる特別レースが開催される。トレセン学園のパンフレットとは新たな才能の発掘、有望な人材(ウマ材?)を見つけ、勝負をすることは新たな活力となる。シービーとルドルフが夜空を見ながらパンフレット作りを振り返り、トレセン学園におけるウマ娘たちの活き活きとした姿を再認識して物語は幕を閉る。最後までルドシビであった。