僕ヤバ 116話「市川、山田の両親から交際の許諾を得る」の感想・レビュー

市川が山田とのフラグを立てるまでは最高に面白かった僕ヤバ。
二人が付き合うことになった後はちょっと消化試合感があったがついに両親イベントへ。
市川はこれまでにもゲームの話で山田パパと良好な関係を築いてきたが今回は本気。
持って回った言い回ししかできない市川とそれに誠実に応えるパパが魅力的。
市川がスープのレシピを教えて欲しいと頼むと色々述べつつ手はレシピ書きまくりのパパ。
最後は無事に交際の許諾を得たのだが、犬を抱き締めたことで「やっぱりダメ」オチとなる。

ブコメモノの鉄板!両親に交際の許諾を得るイベント

市川が覚悟を決めるきっかけになるのがオニオングラタンスープ
  • 市川は初対面ではなく何度目かの訪問っていうのがいいよね
    • 紆余曲折を経ながら少しずつ関係性を深めていく展開に定評のある僕ヤバ。フラグ形成にはダンドリズムだよね!本編では市川と山田はお付き合いを始めたわけだが、山田の両親に交際報告をしに行くイベント発生。山田は一人っ子であり両親に溺愛されている描写がこれまでにも散々なされてきたからね!当初、市川は山田をデートに誘おうと思っていたのだが、電話時に親の声が聞こえたことで、筋を通す必要を認識。突如、両親と話したいとか言いでしてしまう。スピーカーホンだったため、山田の父母にも聞かれており、彼らは本気モードで御挨拶をすると認識してしまう。当日になり、山田はソッコーで帰ってしまい、後追いで山田宅に向かう市川。自分の行動が重すぎるかもしれないと思い直し、ゲームの話で誤魔化そうと方針転換する。だが相手方は超気合いを入れてお迎えをしており、山田はめかしこんでおり、シェフのパパが豪勢な料理を用意していた。食事中、日和ながらも覚悟を決めた市川はついに交際の報告をする。市川に決意を促したのが、山田の家庭の温かさであり、その最大の象徴としてのオニオンスープであった。これにより市川は自分の誠意を見せなければと決意し、山田一番好きなスープのレシピを教えて欲しいと申し込む。この時の山田パパの市川への対応がエモい。口では長々と心情を述べるのだが、手ではしっかりとレシピを書きまくっているのだ!「"よろしく頼む"なんてまだ言えない。君たちもそうであるように僕たちもまだ親として未熟だ。料理はね―…レシピ通りに作れば美味くなるわけじゃない。何度も失敗して自分なりに工夫して杏奈にとって"これまで"とは違う大切な味を君が"これから"作っていくのを楽しみにしている」。こうして市川は山田の父から交際の許可を受けた。ついでにパパの婉曲的な言い回しに対してママが絡み、ストレートに「いいよ」との返事を得る。山田はパパに感謝のために抱き着き、ママも加わり山田ファミリー仲良しの図でハートウォーミングに終わるのだが……。山田ファミリーを見た市川が犬を抱き締めたため、パパは恐らく娘が抱かれる想像をしたため嫉妬し、「やっぱりだダメ」オチとなる。
市川が山田の両親に見せる誠意
市川に対する山田パパのお言葉
交際の許可が出るのだが……
「やっぱりダメ」オチ

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