リトルバスターズ  鈴ルート(グランドエンドか?)覚え書き

強くなる鈴

こいつはマイルスといってな、昔からいるんだ。
そのマイルスの目は、皺深く長い年月を経たものだ。
この歳になると、ほとんど寝てるんだ。
ほかの若い猫とも遊ばなくなるし、むしろうっとうしがる。
いや、だからこそだ。
残り少ない時間だから、一緒に遊ぶ
マイルスもそれを望んでいるんだ
どれだけ年老いても、飼い猫は一緒に遊んでほしがるんだ。
ほかの猫に邪魔されずに、飼い主とふたりきりで遊びたがってるんだ。
だからたくさんスキンシップして、たくさん遊ぶ
そして、お別れの時がきたら、さよならする。
悲しくなんかないっ
鈴の飼っている猫はいくつにのぼるだろう?
幾何度、悲しい別れを繰り返すのだろう?

強くなる理樹

  • 僕が弱いまんまで、鈴は強くなっているんだ。鈴は未だに恋を知らないこどものまんまだ。でも今日まで、いろんなことを知ってきた。勉強してきた。これからもいろんなことを学んで…そして恋をしっていくのだろう。そのために鈴は行くべきなんだ。前に進むべきなんだ。この事実は僕だけに矛盾している。鈴が本当の恋をするためにも…鈴はいくべきなんだ。隣にいたい。一緒にいたい。僕は本当に鈴が好きだから。伝えたい。それでも今の鈴には伝わらない。気付けば僕一人がワガママなだけだったんだ。鈴と離れたくないだけだったんだ。鈴はこの春から一歩一歩成長している。前に進んでいる。この春からは、見たこともない鈴の姿ばかりだった。知らない人と打ち解けたり、率先して問題に取り組んだり。やり方は無謀だったり見かけは無様だったりするけど、それでも一歩ずつ進んできた。だから今回も進むべきなんだ。今は恋を知らない鈴だから行かせるべきなんだ。いつか本当に恋を知るために。今は僕のことを好きっていってくれてるけど、その時に恋心を抱くのは僕じゃないかもしれない。鈴が本当に恋をするのは別の男かもしれない。それでも、その男が僕であることを願って、背中を押してやるべきなんだ。そうしたら、僕は失恋するかもしれない。だからこんなにも胸が痛い。笑いながら、泣いていた。
  • 真人「オレはこのことについては、思ってることはあっても、何も言わない。そう決めてんだ、ずっと」

 

恭介との戦い

  • 理樹の推理:鈴の独り立ち
  • 恭介「俺が解き明かしたかを訊いたのは、この世界の秘密だ」
  • 謙吾「もし、リトルバスターズに誰もいなくなったとしても…俺がひとりで続けてやる」
  • 真人「おまえ・・・振られちまったんだろ」

今、この4人の考えていることがわからない。目指している場所がさっぱりわからない。みんなどこに向かおうとしているんだろう?それぞれ別の場所に向かい始めているのだろうか。僕らは…ここで離れ離れになってしまうんだろうか。

謙吾も真人もずっと前から別れについて葛藤してきた。
リトルバスターズは終わらなかった。恭介が引き継いだのだ。

  • 小鞠「友達って何がしてあげられるのかなあ・・・?」
  • 恭介「無理だ。おまえは鈴の居る場所にはたどりつけない」

頑張れ、それはなんという無責任な言葉だろう。相手を縛り付けるだけで、自分はどんな責任も負わない。

  • 理樹&謙吾VS恭介&真人

鈴を巡って実の兄貴に戦いを挑む。いつだって、人間というものは議論で決着がつかないときは拳をぶつけ合ったものなんだ。本能的に!!

だがしかし、恭介に勝てることはなく。

理樹と鈴逃亡編

  • 恭介の勝負に敗れ、理樹は鈴を連れて逃亡。恭介が不得手とする鈴のじーちゃんちに行く
  • 祖父は発破職人(鉱山とかで爆薬仕掛ける人)で外出中らしい
  • 理樹、農業ぐらし。肉体労働に限界のある理樹にとって、同棲はとても難しく、お金が底を付く
  • 二人で仮初めの生活を送るもそんな生活は続くはずもなく・・・警察に押し入られて。逃げようとするも、猫に固執した鈴が譲らなかった。
  • そして、もう鈴とは永遠に会えなかった。


END

またそこで、お前は殻に閉じこもるのか…
…じゃ、これからはどうする?

  1. これからは強く生きる
  2. 逃げる


立ち上がれ理樹!!

直枝理樹ルート 要旨

現実から、逃げるのは、もうたくさんだ。
僕には、クドが、西園さんが、小毬さんが、来ヶ谷さんが、葉留佳さんがいるじゃないか。
全くの他人から、仲間へと至る絆を得たじゃないか。
これからは、強く生きるよ。

悪夢を見る。普段ならそんな夢、忘れてしまうけれど今回は違った。
併設校に通っていた、とあるグループが、この春休み先で事故にあったのだ。

繰り返される並行世界。そこには挫折してしまった何人もの理樹の想いが詰まっている。
理樹に出来ることそれは、恭介が役割だったことをトレースすること。
学ぶことは真似ぶこと。最初は模倣から全てが始まる。しかし、人望もない理樹の言うことは謙吾も真人も聞いちゃくれない。
リトルバスターズのチームは崩壊していた。

5/14(月)
真人と謙吾の喧嘩を止められなかった理樹。謙吾は腕にひびが入っていた。
鈴は対人恐怖症になっていた。その理由を尋ねると恭介は侮蔑の目を向けてくる。いつだって恭介には叶わないのだ
しかも鈴は特別支援学校に通っている。
鈴の居場所は、僕たちの中にはもうなく、ここにしかないのだろうか。
鈴自立作戦に失敗した恭介は漫画の中に閉じこもってしまった。
真人「ああ、オレは無茶苦茶さ。いや、無茶苦茶のほうがオレなんだ。」
今はもう、恭介さえいない
真人「寝床さえあればいい、筋トレで疲れきったし、後は寝るだけだしな」
恭介も鈴も、殻に閉じこもっちゃてる。僕は、僕らの為になにか出来ないかなって…考え始めている
謙吾「鈴は、たまたまおまえが大丈夫だったんじゃない。お前を選んだんだ」

5/15(火)
謙吾「真人も強くなったもんだ」

僕が、その遠い日の恭介になればいいんだ。
僕は…『今』の鈴を、笑わせてあげないといけないのだから。
もう一度、リトルバスターズを結成するために
恭介は、ただ傍にいてくれただけじゃない。この世界にはまだまだ楽しいことが待っていることを、教え続けてくれたんだ。

漫画はよんでりゃ、楽しいからさ。


謙吾は、並行世界のことを知っているのか?
プレイヤーも含め、理樹以外は、並行世界の記憶を知っている。


今僕らが居るのは、リトルバスターズが結成されるより以前の過去、僕たちの『始まり』の場所。
そして目指すは、僕たちに『何かが起きた』場所。
今の僕は、かつての恭介だ。なら、恭介の後を追えばいいんだ。つまりは、僕が、リトルバスターズを結成すればいい。
僕が探しているのは、真の世界の姿で・・・

  1. 真人を倒せ

真人は天然馬鹿の苛められっこ。だが、強くなればいじめらないと気付いた。そこから最強への道が始まる。だが、強さを手にして振り返ってみればそこには何もなかった。そんな真人を救ったのは恭介の存在。

  • エピソード真人
  • がんばらなくちゃさぁ…みじめで仕方がねぇじゃねぇか
  1. 謙吾さんについて

理樹だけが知らないこの世界の仕組み
謙吾は剣道で勝ち続けるだけの毎日を・・・救って欲しかったんだ。

  1. 恭介を救え

恭介=古手梨花
恭介は自分で理樹と鈴が平和で暮らせる世界を作った。だが、それゆえに二人は弱いままで自立できない。謙吾はずっと子供のままな二人をも守っていてあげようと提案するが、恭介は二人を強くすることを望んだ。
失敗するごとにリセットされるセカイ。
差し伸べられた手…それを掴めば、すべてが終わり、全てが始まる。
それは想像を絶する過酷の始まりだ。
そこにはもう俺も謙吾も真人もいない
でも今の理樹なら…
理樹…
大丈夫だよな?
ここまできたんだから…
掴んでもいいよな?
俺もこの道をしんじてきたんだ。
この方法だけを信じてきたんだ…。
いいよな…?
俺は合ってたよな?
間違っていなかったよな?
それを証明してくれるよな?
俺たちのいなくなった世界でも…。
後は頼んだぞ…理樹。
俺は手を伸ばし…
掴んだ。

あふたー

これがこの世界の最後の光景。

おまえになら、鈴をやるぜ。

  • 真人「さて…こいつを掴んじまったらもう去らなくちゃいけねえ。お別れだ、理樹。」
  • 恭介「おまえがその強さで辿り着いた場所がここだ。

これからおまえは、『何かが起きた世界』へと向かう。
そこが本当の世界だ。
この世界は偽りだ。俺たちが作り出した世界だ。
いいか、良く聞け。
生き残るのは、理樹、そして鈴、おまえたちふたりだけだ。
修学旅行のバスが崖から転落したんだ。
俺たちは助からない。おまえたちふたりだけは、真人と謙吾が身を挺して守ったおかげで九死に一生を得た。
だが、おまえたちふたりだけを残して俺たちは死ぬわけにはいかなかった
おまえたちは弱すぎる
目覚めとともに絶望してしまう
だから、俺たちはこの世界を作り出した。
暗闇の中…俺は叫んだ。
それは水の波紋のように広がっていった
それに応えるかのように波紋が俺の元まで届いた。
みんなは、『そこ』にいたんだ。
それが死の世界なのか、臨死の世界なのか、それはわからない。
ただ、俺たちは『そこ』で意識を共にしたんだ。
なにも見えなくても、なにも聞こえなくても
確かに、俺たちは『そこ』で語り合ったんだ。思いの波紋を広げあって。
そして、決めた。
ふたりのためにひとつの世界を作り上げようと
みんなとの出会いの日から、『事故が起きる』までの一学期を永遠に繰り返す。
そんな世界を
みんなの思いが重なり、ひとつの大きな波紋が広がっていった。
ここは俺たちの思いによって作り出された世界だ
みんなの思いが、世界を作り、現象を起こし、人を動かしてきた。
そんな世界で、おまえたちが強くなるまで、見守ることにしたんだ。
いつか、過酷な現実にも負けない強さを得るまで
理樹、おまえはもう十分に強くなった。
鈴も、昔から考えると、ずっと強くなった。
だから鈴を連れてこの先へ進め。
それが最初の一歩だ。すべてはそこから始まる。
止まっていた時間が動き出す
どんな現実を目の当たりにしても…
強く生きろ
いいな、理樹
誓ったんだろう?強く生きると
今のおまえが忘れていようが、いつかのおまえは強く生きることを誓い…
そしてここまでやってきた
おまえは誓いどおりに、ここまで強さを積み重ねてきたんだ
だから、ここまで来たんだろう?
ここで立ち止まるのか?
ずっとここで遊んでるのか?」

  • そう、人はいつまでも子供じゃいられない…。いつまでも遊んでるわけにはいかないんだ…。いかなきゃね…。そのために、ここまでやってきたんだ…。わかっていたはずだ…。その先に待つ試練を…。みんなの思いを無駄にしないためにも…。僕はいかなきゃいけなんだよね…
  • 恭介「…そうだ。強くいきるんだ。いいか、絶対になくな。ここから先は絶対に泣くな。そんな弱さはもう許されないんだ。」
  • 謙吾

「俺はいやだった…
やっと遊べるようになったんだ…。ずっと遊んでいたかった…。失った時間を…取り戻したかった…俺は必死だったんだ…みんなといっしょにいたかった…
でも…ここでそれも…おしまいだ…
鍛えたこの腕も報えわれず…
なあ、俺の人生は…幸せだったのか?
…幸せじゃなかった…
なんて、言えるわけないだろう…
おまえらみたいな友達に恵まれてっ!
幸せだったさっ
おまえたちと出会えていなかった人生なんて考えれない!
それぐらいだっ!!!!!!!
・・・
握手を。
友情の証を」

  • 恭介「もうおまえたちには敵わなねぇな…サヨナラホームラン
  • 理樹「それはもう、どうしようもないの!?
  • 恭介「ああ…どうしようもないそれは誰も悪くない…自分を責めるんじゃないぞ。おまえは強くなった、大丈夫だ。
  • 理樹「僕は恭介を追ってここまでずっと生きてきたんだっ。その恭介が行かないでよっ」
  • 恭介「ったく困った奴だな…おまえは、いつまで俺を困らせるんだよ…
  • 理樹「そんなのいつまでもだよっ。強くなったとか、世界の秘密とか、そんなことどうだっていいっ。僕は恭介が好きだからっ。だから、ずっと一緒にいたいんだよっ」
  • 恭介「そんなの、俺のほうが嫌にきまってんだろぉぉぉぉっぉぉ!!

なんで、おまえらを置いていかなきゃいけないんだよ!!
俺だって、お前たちと居てぇよ!!
ずっとずっと居たかったんだよ!!
なんで、こんな理不尽なんだよ!!ちくしょう!!
ずっとずっと、そばにいたかった!!
俺のほうが、ずっとずっとお前たちのことが好きなんだよ!!
なのに…お前たちを置いていくなんて…
そんなの…ねぇよ。なんでだよ。くそぉ…ちくしょう。
早くいけっぇぇえぇえええ
もう迷うな!とっとと行けええええええええ

修学旅行

みんなを助ける

舞い戻るは修学旅行。現前には転落したバス。
強さを身につけた理樹。いまこそ、恭介がくれた勇気を見せるとき。
立ち上がれ!!

みんなを助けようとしたらバスが引火
ちゅどぉぉぉぉぉぉんんn!!!⇒死亡。

鈴を連れて逃げる⇒最後のゆめ

8人の小人と、おとこのことおんなのこのお話。

小人たちはみんな、何か悩みを抱えていた。
おんなのこはその小人たちと仲良くなる。
おとこのこは、その小人たちの悩みを、がんばってひとつずつこなしていく
悩みのなくなった小人たちは、ひとりずつ…
森を去っていく。

Epilogue

  • 理樹

あのね、鈴
僕は鈴を守って生きる
何が起きようとも、僕がいる
だから、安心してよ
鈴の手を引いていく
どこまでもいくから…
一緒に、生きよう。

理樹がいるならこれからもずっと・・・生きていけそうだ
だから、いなくなるんじゃないぞ

ザオリクルート

  • 鈴「理樹、私の手を引いてくれ」
  • 理樹

僕はしりたくなかったんだ。
生きることが、失うことだったなんて

ひとりになりたくないんだ
こわいんです
つらいのはいやだ
かこくなのはいやだ。
でもであいたい。
それは…ぼくが…うしなうことより、であうことんほうがたいせつだと…しったからだ。
うしなえなかなしい、つらい
でも、それをおそれて、であわないより…
ひととであい、いっしょにすごすじかんのほうが…
たいせつで、かけがえのないものだってことをしっている。
おそれてばかりではだめだ…
うしなうのは、もちろんかなしいけど…
たくさんのであいがまってくれている
たくさんのかけがえのないじかんが、まってくれている
そして、いつか、みんなにつたえよう
うまれることはすばらしいよ、って
うまれることをおそれているひとたちにつたえよう
すばらしいであいがたくさんまってたよって
とてもしあわせだったよって
ここよりもとおい世界で
だから…
ぼくは、いま生をうけいれる。
うまれよう
あらたな世界へ


もう一度修学旅行
今度こそ、みんなを救うぞ
・・・
すくった!!

奇跡は神様がおこしてくれたんじゃない。
僕たちが起こしたんだ。

恭介「俺たちで、もう一度…修学旅行に行くぞ」


(完)