風林火山 第31回「裏切りの城」 の感想

今回の風林火山は、真田幸隆の牒略のおはなし。
砥石城を攻略したあかつきには、「真田郷の統治権を認める」という約束を貰った真田幸隆ちん。
村上軍の兵力を削ぐために、逆間者作戦を仕掛ける。
真田家にいるスパイを利用して村上軍を城に誘い込み、挟み撃ちにするという内容。


スパイを利用するための策略が光る。まずサクラとして春原若狭守を用意して、村上軍の間者として虐待。無実の罪にかけられたとして、その弟:春原惣左衛門をして村上軍に走らせ、村上義清に兵を貸してくれる様にお願いをする。そこへ本物の間者:深井が登場して、真田は本当に狂ってますぜと報告。本物の間者の言に皆は信用せざるを得ず、村上軍の兵を動かすことに成功する。そして城に誘い込んだところで、春原惣左衛門は真田軍にスルスルと回帰。そして一気に村上軍を殲滅する。間者を排除して、なおかつ村上軍の兵力も削るという巧妙な知略作戦でしたとさ。


真田が兵を削ったことにより、武田軍も砥石城へと兵を動かす。勘助があれほど焦ってはならぬと忠告していたのにも関わらず。ここから武田軍が敗北へと転がり落ちる砥石崩れに繋がるといわけですな。