CLANNAD 第10回における「杏の嫉妬」について

今回はことみ編第1話で、ことみエピソードが消化され軽音楽部の伏線が張られました。
ですが、何といってもみどころは「杏の嫉妬」です。密かに朋也に想いを寄せる杏の姿に悶絶せよ。

「杏の嫉妬」〜渚編〜

風子ルートが終焉し、風子の置き土産として渚に対する朋也の「名前呼び」が残った。恥ずかしくて「古河」としか呼べなかった朋也くんは「渚」と自然と呼べるようになっていた。仲良く二人で学校に行くまでフラグが立つ朋也と渚。密かに朋也に想いを寄せる杏にとっては二人の情交を見せつけられ嫉妬にかられる。


だが杏自身、自分が朋也を好いてるかどうか気持ちが定かでなく、双子の妹:椋のおせっかいをしていくうちに自分の気持ちに気づくので、この時点ではただ朋也が他の女の子と仲良くするの見てただイライラするだけ。ムシャクシャした自分の気持ちを晴らすため、好きな男の子にチョッカイをだしてしまうのは年頃の女の子の特性なの。朋也に構って欲しくてバイクに乗って突っ込んでくる。事故に装って二人の仲を邪魔せずにはいられない。しかしそこは逆効果。怪我がないか心配しあう二人により互いに大切にしてる姿を見せ付けられ、入っていけない空間を感じてしまう。しかも「渚」と名前呼びまで、聞かされてしまい大ショック。「付き合ってんの?」と虚勢を張るも、照れあう二人の姿も見せ付けられてしまうの。

「杏の画策」〜ことみ編〜

渚の演劇部候補としてことみを鍛える朋也。それを見せ付けられた杏は、天才少女で人と交わらない一瀬ことみが朋也になついていて大ショック。今まで「朋也は不良で孤独だから対等に付き合っていられるのは私だけよ」と思っていた杏の自信は揺さぶられる。これまで朋也に接することの出来る人間は春原と杏だけだった。女の子としては杏だけだった。そのアドバンテージが渚によって追い詰められことみによって崩壊される。


このままでは朋也が取られてしまうと焦った杏は、ことみを出汁にして「デートに連れてって」と朋也にモーションをかける。だが連れてこられたのは渚空間。それでも渚空間に二人っきりにさせるから、朋也と渚の情交が深まると判断した杏は、渚空間に自分も溶け込もうとする。「欠陥を抱えた少女」というKEYのヒロイン像を覆す「一般人」としての杏の存在は、渚空間にとっては異色の存在。和気藹々とする渚・椋・ことみの三人を見つめるポジションとしての存在が朋也と杏。この立場を利用して朋也との距離をつめられるか!?

◆次回の杏さんは朋也と二人っきりになれるそうです。

他の方々の感想

2007-12-07

今回の杏のお節介を見てると、
アニメ版でも杏ルートを何らかの形で回収するつもりがあるように思えるな。

今回の杏の絡みっぷりにはニヤニヤが止まりませんね。今まで不良?というレッテルを貼られ(別に不良じゃなくて進学校なのに大学受験を諦めてるだけだとおもうが)孤独であった朋也。そんな女っ気がなかった朋也に渚をはじめ、女の子たちが急激に集まりだし、杏が自分の気持ちに気づき始めるのですよ。渚アフターでも杏は汐の保育園の保育師で朋也にアプローチしてくるわけだし。