東京大学准教授がラノベ『狼と香辛料』を「商業」を扱う小説と高評価!!

アニメ化も決定したライトノベル狼と香辛料』。
この作品は既に一年以上前に東京大学佐藤俊樹准教授(比較社会学)が目をつけておりました。

その書評は論座(2007.1)の「2006年 私が選んだこの3冊」で読むことができます。


書評の中では、経済小説やビジネス小説、商人や資本主義を扱った社会史を引き合いに出し、これほど「商業とは何かを考えてしまう」のはライトノベルである『狼と香辛料』だけ!!と絶滅危惧種認定している。

これは商業をあつかうめずらしい小説である。(中略)そのなかで商業とは何かを考えてしまうライトノベルというものは、希少種どころか、絶滅危惧種である。

Wikipediaによると、この佐藤俊樹氏はヲタク文化に造詣が深いらしく、 西尾維新らの書評を数多く執筆したり「文芸春秋」で「ぱにぽにだっしゅ!」に言及したりなど幅広い活躍をみせているようだ。

※追記:時代が変われば目のつけどころも変わる - 一本足の蛸

別にけちをつけるつもりはないのだけれど、この記述には一部不正確なところがある。佐藤俊樹准教授*1が『狼と香辛料』に目をつけたのは一年前ではなく、『狼と香辛料』1巻発売直後、つまり今からみればほぼ2年前のことだ*2。その書評は讀賣新聞2006年3月12日の「本よみうり堂」で読むことができる……のだけれど、今から入手するのはちょっと困難だ*3。ウェブ版には掲載されていないようだし……。