D.C.II〜ダ・カーポII〜 第13話「桜笑み君想う」 の感想

今回のお話は、美夏エンド。
感動の「仰げば尊し」も踏み躙り、いきなりさよならライブ開催だ。

美夏の退学が決まるもなんとか阻止しようとボイコットする学生たち。美夏のことを思ってやっている生徒たちはほんの一部で、後は勉強したくないし、お祭り騒ぎをしたいだけ。戦後の学生運動と同じです。ナロードニキ運動なのです。そんな学生の気持ちを見抜いた美夏は「自分のせいで彼らが処罰をくらったら、また自分のことを悪く思うんだよなぁ、人間って自分勝手だぜ」と騒ぎの鎮圧を図る。その方法は何事もなく最後の3日間を過ごすこと。この妥協案に無事に生徒たちは納得しボイコットを止めたため、美夏ちんは一安心。


そして3日経ち、お別れ。義之に感謝の言葉を述べて学園を去ろうとする美夏だが、ここで原作どおり卒業式。まぁ、美夏エンドで小奇麗にまとめたんじゃね?みんなで「仰げば尊し」歌いながら余韻を残すのもまぁ無難な終わり方だろと思って見ていたら、こいつらいきなりライブ始めちゃうんだぜ。いや、確かに卒業生を送る会で出し物とかするけど、この終わり方はどうよ。これじゃあ、どっちが主役だか分からんぜよ。明らかに「白川ななか」ショーになってるしさ。えーっと、この作品を振り返ると、小恋を当て馬にして恋愛要素の絡まない美夏エンドにもって行き、ライブを無理やりねじ込んだ感じですかね。全ては予定調和で終わった気がする。