雑録

ショコラ「桜井真子シナリオ」の感想・レビュー

主人公がヘタレていくのを見て楽しむシナリオ。

ヘタレろ店長代理:大介!!

店長代理として親父を超えようと焦る大介。色々な企画を催したり、メディアを使ったりと新たな客層を開拓していく。だがその一方で、コーヒー一杯で粘るような単価の低い常連客はないがしろにしてしまう。アンティークの雰囲気を楽しむという店からおしゃれなケーキ屋さんへシフトチェンジしてしまったのだ。当然、父親の経営方針に賛成してきた従業員たちは店長代理の大介から離反していく。大介自身が、自分は焦って空回りしていたのだと気づいた時には、後の祭り。それからはもう堕ちる一方で、次第に店の経営のやる気を喪っていく。そして決定的になったのが、大介がいなくても店が成り立つと証明されてしまったこと。空回りしていた時はまだやる気があって失敗してしまっていたが、もう既にやる気はゼロで接客業としてはマイナス要因にまでなっていた…



ここでバッドエンドかと思いきや、真子さんが燃料投下。なんと勝手に大介の企画を雑誌に推進してしまっていたのだ。この企画が潰れれば喫茶店キュリオの信頼はがた落ち。今までやる気がなかったのが嘘のように精力絶倫、立ち上がりて店員全員に士気を鼓舞する。今こそ、店員が総力を挙げて企画を成功させるときだ!!本日天気晴朗なれども波高し。キュリオの衰亡はこの一戦にあり云々と過労死寸前まで命を燃やして企画を成功させる。この過酷な戦いは大介をして一人前の店長にならしめていた。立派な店長になった大介こそが真子さんのご主人様。2号店に移って二人で洒落た喫茶を営もうとハッピーエンド。