GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO- 第1話「二人の距離 兄妹」 の感想

幼女を洗脳し、調教し、銃を持たせ、テロを殲滅するイタリアロリコン活劇。
原作者が脚本を書いているらしく、原作を再構成したような感じ。
しかし過度に期待を抱きすぎると痛い目にあうということは、最早歴史のお約束。
第1話はキャラ紹介とヘンリエッタがジョゼさんに抱く乙女心について。


テロで亡くした最愛の妹の姿をヘンリエッタに重ねながら、そんな少女を洗脳し人殺しをさせることに苦悩するジョゼさん。しかも洗脳幼女は絶対的な愛情を持ってジョゼさんに接し「私を愛して」と迫ってくる。妹に負い目があるジョゼさんは洗脳を徹底的なものにしない一方で、ヘンリエッタのために多くの時間を割きながら肉体的接触を避ける。ヘンリエッタは他の幼女たちに比べれば格段に良い扱いを受けていることを自覚しながらも、もっとジョゼさんにかまって欲しい(肉体的接触な意味で)と願っている、という前提があるんだあぁぁぁぁぁぁ!!!!!



この前提があるからこそ、冒頭のシーンで、ジャンさんが歩道の縁石の上で一本渡りをするリコの手を引いたシーンが生きてくるんだろ?リコがジャンさんと肉体的接触をしているシーンを見て「私もジョゼさんとおててを繋ぎたいな☆」とヘンリエッタが羨ましがるんだよ。そしてヘンリエッタもリコの真似をして縁石の上を歩くんだけど、ジョゼさんはパーフェクション知らん振りで一人ヘンリエッタは縁石の上を歩き続けるという描写があってだな。なんでそこを映像化しないん(ry)



そして極めつけはヘンリエッタがジョゼさんの部屋に侵入するシーン。ここは本来なら監視カメラの警備員のにーちゃん視点の描写が入るんだよ。
警備員A「おい、ギタイがジョゼさんの部屋に入るぞ。」
警備員B「妹ってのは、にーにーの部屋に忍び込むものなんだよ」
というやり取りが好きだったのに。あそこは第三者の視点があってこそ生きてくるんだと勝手に思ってる。そしてヘンリエッタが自分以外の名前入りのプレゼントを見つけてしまい、泣きながら部屋から出てくるシーンでも
警備員A「どうした泣いてるぞ」
警備員B「なにヤバイものでもみつけたか!?」
と、妹がお兄ちゃんの部屋に侵入し、エッチな本を見つけてしまったかの如く実況中継してくれるシーンが脳裏に焼きついて離れずにはいられない。



◆第一期との比較