true tears 第3話「どうなった?こないだの話」 の感想

気になるおにゃのこが別の男を好きと口にしたところを聞いて純情少年は愕然としちゃうの。
今回のおはなしは、おにゃのこの態度に一喜一憂する眞一郎の心情描写にきゅんきゅんしろ!!
比呂美へのフラグを自分でへし折っちゃうんだぁぁぁぁ。


鶏扱いだろうと不思議少女だろうと可愛い女の子に接すれば男は悪い気はしないわけよ。今日も今日とて文句を言ってくるとの口実をつけて乃絵に接触を図る眞一郎だが、ラヴラヴバイクお迎えを目の当たりしてお兄ちゃんを彼氏と勘違い、自分がホントウにただの鶏に過ぎないことを思い知らされる。ショックを受ける眞一郎に対し、愛子は比呂美との一件を穿り出し、自分の恋愛観に重ねて「好きな人に近づきたくても叶わない場合、せめてその人の近くの人のそばにいたくなる」と漏らしてしまう。当然、愛子が好きなのは眞一郎なわけで、自分が三代吉と付き合ってるのは眞一郎の傍にいたいという代償行為にすぎない。今まで漠然と思っていた気持ちを口に出して初めて具体的な思いになる。愛ちゃんは自分のビッチっぷりに気づきメランコリック。



乃絵とダチ公になりたかったのは、乃絵の傍にいる人に近づきたいからかぁ。あれ?それって俺じゃね?と思った眞一郎きゅん。幼少の頃から淡い恋心を抱いていた憧れの少女がホの字ってことは「なんともはや」とニタニタ顔。しかし、そんな眞一郎の思いは急速にしぼんでいく。一時の情熱をもって熱中したことは後になって多大な後悔となって押し寄せてくるのだ。眞一郎の中では思い出深いものとなっている「幼き日々の二人の情交〜お祭り事件編〜」の話を降ってみても「忘れちゃった」と返される。思い出を大切にしていた眞一郎にとってこのことはそれなりにショック。さらに眞一郎にとって比呂美へのフラグは折れまくる。なんと比呂美は蛍川のバスケ部のキャプテン(4番)が好きだと口にしたのを聞いてしまったのだ。なんでバスケって4番から始まるんだ?と思考回路はショート寸前。蛍川の4番=乃絵のお兄ちゃん。乃絵と近しい人に近づきたい=乃絵のお兄ちゃん(蛍川の4番)に近づきたい。今までの比呂美の行動は蛍川の4番を落とすための策略だったのかぁぁぁぁぁ。なんという公明の罠。と、眞一郎きゅんは激しく思い込み。



一方比呂美ちんは比呂美ちんで眞一郎くんに妄想全開、悲劇のヒロインを気取っちゃいますぅ。おんぶされる乃絵に嫉妬・嫉妬・嫉妬。見せつけやがってこんちくしょう。ホントウは比呂美ちんは眞一郎くんが好きで好きでたまらないの。けどけど、両親を亡くしたときにお家に引き取ってもらったから眞一郎くんへの思いは封印しなきゃいけないの。お祭りのことも本当は忘れてなんかいないわ。だってあのときから眞一郎くんのことが好きだったんだもの。下駄をかたっぽ無くした私に気づいて、自分もかたっぽだけ下駄を脱いでくれるなんて。ああっ、それでも私は自分騙す為に蛍川の4番を好きと公言せざるを得ないわ。なんて悲劇のヒロインなのかしらーっ。そんな妄想全力全開の二人が鉢合わせしてしまったぞ。来週は「ぱちぱち」っだ!!


他の人々の感想

2008-01-20

やはり母親の存在がネックなんだろうか?これで、眞一郎とは腹違いの兄妹でしたとか言うオチだったら悲劇にも程があるぞ。比呂美が螢川の4番を好きと言ったのは、眞一郎が乃絵をおぶってた事に対する当て付けだよね?祭りの時に自分はおんぶしてくれなかったのに、乃絵はおんぶしてあげるんだ、へ〜みたいな嫉妬心も?あの4番が乃絵の兄だと知ったのもあの時だろうし。眞一郎に聞かれた時の表情が全てを物語ってる。
でも、比呂美は頑固そうだから、自分の発言を簡単には取り下げず責任を持って本当に乃絵の兄と付き合おうとして、一方の眞一郎はお人好しだから、比呂美の発言を真に受けて、乃絵に彼氏がいるなら他の男が近付かない方が良いとした今回と同じように比呂美を避けるようになって、それどころか、2人の仲を取り持つために兄を比呂美に紹介して欲しいと乃絵にお願いしてしまいそうだ。

もし眞一郎と比呂美が異母兄弟だったら!?シナリオ

眞一郎の母親はかつて仲上酒造の奉公人だった。
貧しい家庭環境の中で口減らしと出稼ぎの為に「嗚呼野麦峠」よろしく奉公にだされたのである。
頭の回転が速く目ざとかった彼女は、先代に気に入られる。
貧しい彼女に教育を施してくれたその恩義により、仲上酒造は絶対的な存在になったのである。
先代はそのまま彼女を跡取り息子の嫁にした。


だが眞一郎の父は旧家の頭首に縛れることに憤りを感じていた。
封建時代ならまだしも経済がものを言う昭和の時代になんということであろうか。
だが、地縁と血縁に縛られた田舎での出来事。
自分が旧家を潰してしまうことへの恐怖もあり、やむを得ず奉公人と結婚した。


もともと温度差の違う二人は馴染めなかった。
若さを持て余す父は妻から心が離れていき、やがて自分が心から惚れる存在にであった。
それが、比呂美の母であった。
運命を感じる二人が恋仲になるのにそれほど時間はかからなかった。
だがそのときちょうど眞一郎が生まれ、父は罪悪感を感じオンナ遊ぶには手を切った。
しかし、そのときにはもう種が仕込んであったのである。


後々そのことを聞かされた父は、密かに湯浅家を援助するようになる。
目ざとい妻にはそんなことは筒抜けで、日々怨念を募らせていた。
湯浅家の両親が死んだことを契機に、眞一郎の母は喜びに浸る。
だが、眞一郎の父は湯浅の娘:比呂美(自分の娘)を引き取ることにする。


仲上家に忠誠を誓う眞一郎の母は、自分の夫と比呂美に憎しみを抱くようになる。
その結果、眞一郎を溺愛し、立派な跡取りにすることを生涯の目標とする。
だが眞一郎はそんな母親の思いとは裏腹に絵本作家への道を歩む。
自分の腹を痛めて産んだ子までもが自分に反逆するなんて。
一体自分の生涯には意味があったのであろうか、いやありはせぬ。


自暴自棄になった眞一郎の母は、フラグが立っていた比呂美に眞一郎とは異母兄弟と告げる。
惚れてた男の子は実は異母兄弟だったなんて。もうセクロスしちゃったじゃない!!
そして比呂美は眞一郎が傷つかないように自ら汚れ役を買って出る。
実は仲上酒造を乗っ取りたかっただけで、眞一郎くんには興味ないの、えへ。


比呂美の為なら絵本作家を諦めて酒造を継ごうと思っていた眞一郎には大ショック。
この悲しみを抱えて家を飛び出し、悲しみをテーマとした絵本作家になる。
一方比呂美は、眞一郎と同じ血が流れていることを生涯の支えとして、酒造を盛り立てていく。


はっぴーえんど?