狼と香辛料 第3話「狼と商才」 の感想・レビュー

今回は、ホロの商才にロレンス(25)のプライドが砕け散るというおはなし。
経済分野では銀含有量による貨幣価値の変動のおはなし。
しかしそんなことより、見所はロレンス(25)だね。
貨幣のことについては経済学部の人が解説してくださることでしょう。
ヒロインであるホロよりヒロインらしいロレンス(25)が動揺したり嫉妬したりする姿にはグッとくるものがあるね。この作品のヒロインはロレンス。



長年の一人旅の末、ようやく伴侶を得たロレンスは、自分の商才をホロに見せつけようとする。だって、18の頃から7年間も修行してそろそろ中堅なんだもん。これまでその経験を誰かに自慢したくて仕様がなかったのを我慢していた反動で、ホロというパートナーにその溢れんばかりの取引の才能を見せ付けようとする。相手から吹っかけられた値段を釣り上げ高く売り満足満足。ほれホロ、これが商人ロレンス(25)の実力なんだぜ、尊敬しろ!!だがしかしそんなロレンスの自己満足はホロによって覆される。ホロの演技と交渉術と詐欺によって取引価格は跳ね上がれぅうっぅー。ロレンス、初心者に負けてプライドはズタズタ。


「騙された時に腹を立てていたのでは二流。こんな方法もあるのかと自己認識をを新たにしろ」との指導のコトバを賜るロレンス。早くも主従関係が決まり尻に敷かれる。今まで人を手玉にとってきたロレンスにとってこの感覚は新境地!!マゾッ気に目覚めたロレンスはきゅんきゅんしちゃうの。そんなロレンスにさらなる仕打ちが。知り合いの両替商に銀の含有量について尋ねに行くが、その昔なじみは無類の女好き。ロレンスがホロを嫁ではないと否定するやいなやモーションをかけまくりんぐ。嫁でないと否定されたホロはそんなロレンスを苛めてやろうと男になびくふりをする。



自分の連れのかわいいおにゃのこが別の男になびいて良い気持ちがするオトコなんて存在しない。ロレンスも例外ではなく顔では平静を保っているものの、心の中では狼狽することこのうえない。そんなロレンスのかわいい反応を見れてホロちんは大満足。「雄は皆アホウのヤキモチ焼きじゃからの。そして雌もそんなコトが嬉しいアホウ。どこを見てもアホウばかりじゃ」とデレデレ状態に。ロレンスが貨幣変動の取引で騙されてショックを受けた時も、裏に黒幕がいるのでは?とヒント出して助けてあげるの。


次回はホロの助言によりロレンスが動き出す!!