狼と香辛料 第4話「狼と無力な相棒」 の感想・レビュー

儲け話には罠がある!?
一攫千金を狙いまんまと罠に嵌ってしまったロレンス(25)は好いたオンナも助けられなくて絶望しちゃうの。
やっぱ図解がないと理解しにくいぜよ、こんちくしょう。台詞だけで瞬時に判断するのは辛い・・・


ロレンス(25)は詐欺られていた状態から自分の立ち位置を見出し背後関係の仮説を立てる。
1:ゼーレンは商会に頼まれて巧いこと言って各商人ごとに銀貨を集めさせる(ロレンスはその商人のうちの一人)
2:その銀貨は実際には質が低下していくので、その銀貨を手放そうとした時には、なかなか交換できない。
3:そこへ商会が現れて安いレートでその大量の銀貨を買い叩く。
4:商会ウマー!!各々の商人は自らの名誉の為にそのことは口外しない。

で、ロレンスは別の商館と組んでこの流れに乗じて自分らも大もうけしちゃおうぜとのことになる。しかし、そのロレンスの動きはバレて闇討ちにあっちゃうの。ホロの犠牲でなんとか味方の商館に逃げ込むも、全ての手の内を明かしていたロレンスなんて別にいらねーじゃん。一介の商人が生きようが死のうが商館には関係ない。哀れ、好いたオンナを犠牲にしてまで交渉にでたロレンス(25)涙目。しかもホロの正体が狼だって速攻でばれてるし。何が捕まっても2〜3日は耳と尻尾は隠せるだよ!!ホロに対する好感度が上がりまくっていたロレンスは下唇をかみ締めることしかできない。



悔しさで溢れるロレンスが想起されるのはホロとの情交。
ロレンスは馬しか友達がいない孤独な行商人だった。古くからの知り合いも取引相手のツテやコネやライバルばかり。友達も恋人もいなくてその心には切なさが溢れる。そこで会ったのがホロだった。最近は旅の道連れもできたし、大儲けして自分の店を持てそうだし、いいコト尽くめ。ニタニタ顔でホロに自分の夢や友達や嫁探しの願望を話すも、ホロはあんまりいい顔をしない。それもそのはず、ホロも孤独であった。長年、土着信仰の神として一つの土地に縛り付けられ、一人には飽いていたのだ。ロレンスが店を持ったらホロはまた独りになっちゃうの。そこへロレンスの「お前は一人でも大丈夫だろ」宣告。これはあまりにも酷い暴言。ホロはロレンスと一緒にいたいのよ〜。ホロはストレートにその寂しさをロレンスに伝え、哀愁を引きてベッドに連れ込む。精神的な寂しさを癒すのは肉体的な情欲。二人はそこから一線を越えた間柄になっちゃうの。


そんな関係なんだからホロはなんとしてでも救いたい。ついにロレンスは、ホロの正体が狼ということまでバラし、情けを請うことまでしてのける。どうなるロレンス(25)!!


あと図解を発見しましたので張っておきますね。