true tears 第7話「ちゃんと言って、ここに書いて」 の感想・レビュー

今回の話の要旨は「乃絵と眞一郎が付き合うことになった」ことと「それを知った愛子が肉慾をもってして眞一郎を振り向かせようとした」こと。
現在の段階を整理すると、

  • 兄貴に言われて乃絵と付き合うことになった。
  • 三代吉と愛子の仲は白紙になり、愛子が女体で眞一郎を落とそうとする。
  • 比呂美は異母兄妹で近親相姦になってしまうが、異母兄妹説は実は嘘的な展開?

なんかこのままだと、全てのキャラの悩み・不安が解消されることで人間関係がリセットされて「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドになってしまいそうな予感。考えられるシナリオとすれば、

  1. 乃絵ルートクラッシュ⇒実は比呂美と異母兄妹じゃなかったよ!!⇒比呂美エンド
  2. 乃絵ルートクラッシュ⇒「兄貴に言われたからじゃなくて本当に乃絵が好きだったんだ!!」なことに気づくまでの愛憎劇⇒乃絵エンド

のどちらかの可能性が高いかな。愛子ちゃんはどちらに転んでも物語の中盤で話をかき回してくれるかませ犬の役割を与えられているんだろうなぁ。

乃絵と眞一郎が付き合いますよ〜初めてのすき編〜


眞一郎は、諦めたはずなのにもかかわらず、比呂美と異母兄妹で大ショック。あははは、これで完全にフラグ消滅じゃん、どんより。元気のない眞一郎を見て、乃絵は「彼に必要なものは暗闇を一緒に歩いてくれる支えとしての存在、つまりは私よ!!」と確信して猛アタック。家庭環境の問題をそうそう口に出せるはずも無くかわされてしまうが、乃絵はその索敵能力で比呂美との間になにかあったのだと探り出す。そうして取っ組み合いの大喧嘩。もっと激しくなるかとも思いきや案外普通に収束したね。んで、俺の為に比呂美と喧嘩までするなんてと眞一郎きゅんはきゅんきゅんきちゃうわけですよ。しかも本人に俺のこと好き?とストレートに訊くと気高き乙女の乃絵ちんは真っ赤になってもう純潔ではいられない。


熱心に郷土芸能を踊りながら今までの人間関係を整理して視聴者に示してくれる眞一郎はまたしても兄貴に催促されてしまう。乃絵のことを満更でもないが人に言われるがままにフラグを立てては乃絵ルート消滅しちゃうの。なんとか自分の思いのままに乃絵のことを好きになりたかったなぁ、けど比呂美との喧嘩の後の乃絵の「照れ顔」で俺のココロは貫かれたぜ!!と一大決心。一方乃絵は、自分の感情の中に初めて「恋愛感覚」というものを意識し、もう無邪気におにいちゃんとセクロスしていた時には戻れない。「変わらなきゃダメなんだよ」という台詞と兄妹で抱き合うシーンからカメラを引いて行く描写から「親のいない寂しさを兄妹同士で身体を貪りあうことで慰めていた」ことを視聴者に想像させようとしていますよね脚本さん。



そして自分が乃絵に惹かれているに過ぎないちゅうぶらりんな状態で乃絵に告白する眞一郎。奇しくも兄貴と台詞が被ってます「俺と付き合えよ!!」。でもでも愛の告白を聞いた乃絵は、ちゃんと口にして欲しくって「ちゃんと言って!!」欲しいの、聞いただけでは飽きたらず「ここに書いて」と要求。濁点用の石ころが足りず手袋を差し出す描写で「はじめてのすき」を醸し出し、哀しさだけでなく嬉しさでも泣けるということを乃絵に気づかせる。涙を取り戻して乃絵ルートはオシマイな展開用の布石か!?そして眞一郎くんのことが気になり鶏小屋に来た比呂美が、「のえがすきだ」を見てしまうという展開になりそうだ。

他の方々の感想

2008-02-17

  • 乃絵が恋心に目覚め、比呂美が好きだけど、比呂美とは兄妹かもしれないから諦めるしかないと考えて、半分逃避的に乃絵と付き合うことを選択した眞一郎。
  • 眞一郎は乃絵のことを好きだと自分自身に言い聞かせて、自分の気持ちの中にいる比呂美を遠ざけようとしている。自分の本音と、それが叶わないと知ってからの選択肢が、みんな似ているからこそ、逆に歯車がかみ合わないんだよね
  • 空を飛べる存在を求め、飛べない地べたを嫌っていた乃絵が、眞一郎の気持ちを確かめたいから、それを形にして欲しくて地面に書かせたのは色々と感慨深い。それも、乃絵が“変わった”ところか。てっきり、眞一郎の告白シーンを比呂美が覗いていると思ってたんだが。やべえ、恥ずかしくて逃げ回ったり、赤面したりする乃絵が可愛すぎる。

http://d.hatena.ne.jp/cointoss/20080217/1203202674

あの乃絵が純(CV:増田裕生さん)に抱きついたシーンであんな風にカメラに引かれると色々と妄想が広がりんぐだけど.眞一郎としては純に言われたからというつもりではないだろうが,次回予告を見る限り純は眞一郎が 「約束を守った」 と思ってさらに比呂美(CV:名塚佳織さん)をさらに連れ出すのかな.バイクに乗っていたのは髪の長さからして比呂美だろうし.というか,次回のサブタイトルからし比呂美には引っ越しフラグが立った? そもそも比呂美が眞一郎の家に来た経緯を考えると,純と一緒にこの街を出るということか?