narcissu ナルキッソス サイドストーリー の感想・レビュー

ナルキ2のサイドストーリー。実はナルキは1しかやったことがありません。
主な登場人物は姫子と優花。物語は主に優花視点で語られる。ナルキは不治の病が発動しますが、女同士の友情を描いた作品。

水仙。学名ナルキッソス。開花時期は11月〜3月。
種でも育つが時間がかかる為、球根でも栽培が主となっている。
花言葉は自己愛。

優花のキャラクター表現と大まかな話の筋書き

この作品の主役は優花。優花は不治の病で病死寸前の親友:姫子のお見舞いに通う毎日を送っていた。優花は姫子の前でこそ自信満々に振舞っているが内心は臆病で、会社でもうじうじしながらコピーとお茶汲みのOL仕事に精を出していた。お見舞いの為に定時ダッシュかます優花に対し、会社側はあまり良い感情を抱くはずがない。上司や先輩に疎まれ続ける中でお見舞いに皆勤賞な優花。そんな優花の事情は姫子にはお見通しで、最後にモルヒネを打つ段階の前日、ドライブと称して優花の会社に乗り込みに行く。それは会社に文句を言うためではなくて・・・ウジウジした優花を励ますための最後の行動。モルヒネ投与後、姫子の意識が覚醒と昏迷を彷徨う中、偶然的に覚醒状態に遭遇。優花と姫子は死の寸算、親友としての関係を確かめ合うのだった。