乃木坂春香の秘密 第2話「初めてなんです…」の感想・レビュー

これは、ヲタになりかけている初々しいお嬢様を生暖かい目で眺め続けるという作品である!!
今回は秋葉原とやらに出かけたがるお嬢様の荷物持ちとして随行する。



前回春香のヲタ趣味を知ったゆーとさんは確実に好感度を上げつつある。しかし、周囲の目線はお嬢様に近づく悪い虫として二人を圧迫してくる。そんな二人だが周囲の目線はどこ拭く風。秋葉原デートにいっちゃいます。カッポォーで秋葉原ですか。そうですか。ここからはホント、街を紹介しながらお嬢様のアキバデビューを眺めるという趣向になります。エロ同人誌見て恥ずかしくなっちゃったり、メディアミックス展開によるキャラクターグッズでアニメ製作の利益を搾り取ろうとする資本主義社会を垣間見たり、メイドという記号の雰囲気を楽しむことを買うという名目の下で原価の数倍を吹っかけた喫茶店で企業の利潤の追求を目の当たりにしながら、消費と都市計画における秋葉原の構造について学習していく。



で、お嬢の目的は携帯ゲーム機だったのだが売り切れでしょんぼり。そんなお嬢様を平民がお姫様抱っこしちゃうの。ここの描写にきゅんきゅんしろとのことですか?公園のベンチに項垂れるお嬢様に対してさりげなくハンケチを差し出すゆーとさん。その行為は忘れていた過去を想起させる。そうそれは、過去のことは何でも遠い彼方に忘れ去るエロゲ主人公のごとく。あれは数年前、春香が父親に叱られてしょんぼりしながら夕焼けのブランコで黄昏ているところへ、ゆーとさんがイノセントスマイルをプレゼントして慰めたのだとか。・・・幼女にヲタ雑誌。ハッハー、お嬢様をヲタにしたのは実はユーとさんだったんだね。そして最後にガシャポンをおごってあげてさらに好感度を稼ぐ。ガチャガチャが女の子の思い出になるっつーのも良くある構図。