ストライクウィッチーズ 第6話「いっしょだよ」 の感想・レビュー

今回は、夜間飛行でエイラーニャの当番回
自分の存在感の希薄さを気にするサーニャが心を開いていく姿を描く。
隊に馴染んだ芳佳の仲間との掛け合いも面白いね。

ソ連フィンランドが仲良いとかありえないよな冬戦争。しかし、ミーナさんじゅうはっさい曰く「ネウロイが現れなかったら今頃人間同士で戦争している」云々という台詞が全てのことを象徴していますね。外部の敵の侵略のおかげで内部が総力戦を敷けるというおはなし。史実では、総力戦⇒下層労働者、女性、植民地の地位向上⇒大衆化、ポストコロニアルという流れになりますが、ネウロイは上の政治家たちが統治のために生み出した人造兵器だったりと勝手に妄想してみる。ってこんな話をしたいんじゃなかった。もっとエイラーニャの可愛さをだな、表現したいんだよ。



サーニャが悩むのは存在感の希薄、「居るのか居ないのか分からない」とペリ公に言われたことをずっと気にしているの。そんなサーニャだが、夜間飛行を通してお手手を繋いでランデブーしたり、お昼寝をしたり、サウナに入ったりして親睦を深めていき、存在理由を見出していく。特に芳佳に夜間飛行初体験のお礼「わたし独りじゃ来られなかった」と言われ「いいえ任務だから」と照れているサーニャは可愛いなぁ。まぁ、照れるサーニャを怪しい視線で愛でるエイラのほうが印象深いがね。で、お約束の展開「過去語り」が発動して互いの父親のことで通じ合い、ネウロイ戦。ひとりで戦おうとするサーニャに対しエイラと芳佳が「サーニャはひとりじゃない」と称して三位一体で大勝利。戦いの後には、サーニャは自分の存在理由を見出していた。「サーニャはここにいます」という台詞を音に聞け!!エイラも芳佳に尊敬の眼差しを受けて「そんなんじゃねぇよ…ばか」と照れ姿はやっぱりただの百合じゃないな!