ストライクウィッチーズ 第8話「君を忘れない」の感想・レビュー

男を喪ったミーナさんじゅうはっさい!は、隊員に異性との交わりを一切禁止しちゃうの。
男の遺品と坂本少佐の引退フラグで、ミーナさんは考え方を改めるというおはなし。


ミーナ中佐は男関係にとっても厳しい。日常会話すら禁止されている状況に対して疑問に思う芳佳。ミーナさんが男との交わりを辟易するようになったのは過去に大切な人を喪ったからというお決まりのパターン。で、その展開になったら大切な人を喪う⇒人間関係の拒絶⇒イベント発生⇒間違いだったの、というコンボ。「大切な人を喪ったからといって一切交わりを絶ってしまうというのは間違いだった!!」ということに気づくという流れになるのは必定です。ミーナさんと男の今生の別れとなったのは、パ・ド・カレー(ノール=パ・ド・カレー地域圏 - Wikipedia)。1558年のメアリ1世の時までヨーロッパ大陸で何気にイギリス領でありドーバー海峡を挟んであいむかい。出撃でカレーまで出張ったミーナ中佐はそこで男との遺品アイテムを見つけ、無かったことにするのは間違いだったとあっさり転向。遣欧使節団の見送りをちゃちゃっと許可し、自分は歌まで歌っちゃう。変わり身早いと思いしが、これは男関係の清算だけではなく、坂本少佐の不調が影響しているのでしょう。


坂本少佐に如実に迫るのは引退フラグ。思春期処女の乙女パワーの衰退とともにウィッチーズの魔力は喪失するという初期設定が生きてきた。公式webの作品背景説明講座での「坂本さんは歳食ってる」という小話や芳佳サーニャの「誕生日」のはなしと来て、今回のネウロイ掃討後の破片貫通ですよ。次回予告でもシールド貫通しまくり。そのことを考えると、ミーナさんが今回あっさりと海軍艦隊の見送りを許したのも坂本さんに対する手向けという印象が強い。大切な人を喪うのが怖いと坂本さんに銃を向けるのも、シールドで防げなかったら引退しろやという勧告なのでしょう。残り話数からしても、坂本少佐の引退とそれに代わる芳佳の成長という展開にすれば体よく最終回を迎えられます。・・・・・・魔眼とかどうすんじゃいとかいう突っこみもありそうだが。

今回のエイラーニャ


サーニャのピアノを褒めるよう促すエイラが微笑ましすぎる。