ストライクウィッチーズ 第9話「守りたいもの」 の感想・レビュー

物語の転機となるネウロイの正体についてのおはなし。
反戦平和主義の芳佳は侵略者なら撃てるけど、人間同士の殺し合いは出来ないの。
じゃあ、ネウロイが侵略者じゃなかったら芳佳はどうなっちゃうの?という展開。

  • 芳佳:侵略者に対してはスゴイ。成長著しい。殺し合いはだめ。守るためだから。
  • 坂本少佐:宮藤の成長を見守りたい。ピークは過ぎてる。何かを残したい?=ミヤフジ
  • ネウロイ:ただの侵略者じゃない。英国空軍大将考案の侵略兵器か?
  • トゥルーデおねえちゃん:シスコン⇒戦う理由を強調するための装置
  • エイラーニャ:キョウダケダカンナー ⇒毎日好きして
  • リーネ:おっぱい!⇒芳佳の成長に嫉妬⇒黒化


成長著しい芳佳は、隊員たちからも認められつつ訓練に励む。芳佳が頑張れるのは戦うことに理由があるから。それは「守るために」戦うということ。第1話でも言っていた通り、殺し合いとしての戦争は真っ平ごめん。ゲルトにシスコンを演じさせることで「戦う理由」を取り上げ、ペリ犬との決闘をさせることで「徹底的な反戦っぷり」を演出。そこで、コミュニケーションが取れる人型ネウロイの登場ですよ?ここまでの芳佳をまとめると「戦争ダメ!⇒みんながピンチ、守りたい⇒侵略者は殺せる」という思考回路。そこに、もしネウロイが侵略者じゃなかったら?という疑念を抱かせることで、ネウロイの正体についての核心に迫る。ネウロイを調査するミーナに対して脅迫まがいのことをする英国空軍大将、ネウロイはパクス=ブリタニカを維持するための英国最新兵器説?そして軍人としての最後のために芳佳に対して何かを残したい坂本少佐とその撃墜。それぞれの思惑をもとに次回へ続く。これからの展開としては、「ネウロイは本当に敵で、坂本さんを傷つけた敵認定⇒ヒロイン芳佳、航空アクションモノとして大活躍⇒ウィッチーズ隊の戦いはこれからだ!!⇒メディアミックスにご期待ください」ということが商業的に考えられそう。しかし次回予告からすると「ネウロイとはいったい何なの?お偉方が黒幕なの?英国政府に反旗を翻す⇒終戦、平和」という流れかもしれない。それはともかく、あと3話か4話ぐらいでどう脚本を終結させるかだみものですな。