雑録

安田敏朗「帝国日本の言語編制-植民地朝鮮・『満州国』・『大東亜共栄圏』-」(三浦信孝・糟谷啓介『言語帝国主義とは何か』 藤原書店)

  • 趣旨
    • 近代日本の国民国家形成から台湾・朝鮮の植民地支配、満州国の支配、東南アジア軍事占領といった帝国日本のあゆみの中での日本語のあり様及び、異言語との関係を記述するもの。
    • 帝国日本の言語政策
  • 「国語」概念の成立
    • 国民国家において何故「国語」が必要なのか
      • point「均質な言語空間を創出する各種の装置」の誕生(学校体系・法体系・電信・軍隊制度)
      • 近代国民国家の構成員はなんらかの形で国家と関係を持たなくてはならない。
      • 「国語」の創出
    • 1894年 上田万年講演「国語と国家と」;「国語」とは国民全体に流れる血液のようなものであり、その「血液」によって国民の一体性を実感させる。
    • 1894〜95 日清戦争によるナショナリズムの昂揚
    • 1900年 小学校令改正 教科「国語」の設置
    • 1902年 文部科学省国語調査委員会
  • 国語をめぐる二つの言語観
    • 共時的・大衆性志向の言語観
    • 通時的・伝統志向の言語観