ef - a tale of melodies.第2話「read」の感想・レビュー

次第に明かされるていく火村さんの過去と終わりを迎えつつある久瀬氏の現在。
今回、火村さんサイドでは優子との過去が、久瀬氏サイドではミズキの恋慕が描写されました。
火村さんと優子の間には何があったのか?久瀬氏は病死カウントが発動したのか?どうなる今回?



転入生の雨宮優子は、火村さんを先輩先輩と慕い子犬のようについてくる。二人は孤児院での幼馴染で、優子が親族に引き取られたことにより、離れ離れになっちゃった。再開後、火村さんのそれまでの話をねだる優子。曰く、火村さんはそのまま孤児院に残り、一人で生きていくために高い学力を欲した。そして名門校合格後、孤児院を出て独立。特待生の奨学金で食っているため、優等生でならねばならない。過去を思い出させる優子に付きまとわれては邪魔なだけ。もう目の前に現れるな云々。火村さんを支配するのは、過去の忌まわしき記憶。幼少のみぎり妹を目の前で焼死で亡くしたこと。幼少期における優子との別れ際に、優子が火村さんと兄妹としての関係を欲したときも、妹など要らないと一方的に告げるほど。当時、淡い感情を心に秘めた女の子は、ショックに打ちひしがれた…しかし、舞い戻った優子は違うの。今度はきちんと思いのたけを打ち明ける。火村さんに告げるには、幼少期の想いは初恋であったこと、初恋はまだ終わっていないこと、妹の幻影を優子が癒してあげること。ロンリーハートに漬け込んで、優子は火村さんの胸に飛び込んでいく。


一方、久瀬氏サイド。どう見ても男の身体を狙っているミズキちんは久瀬氏に積極的にアプローチ。全ての過去を清算し、全てを捨て去ろうとする久瀬氏の新たな枷となてしまうのか!?いやいや、久瀬氏は本質的には寂しがっているんだよ。ミズキちんは大の男を引っ張りまわし洗濯物に付き合わせるが、そこで夢うつつになったひざまくら状態の寝言を訊く。普段しっかりしている大人が弱みを見せたら、そこにきゅんきゅんしちゃうってのが乙女の母性本能ってもんよ。ただカッコいいいなと思っていた男から好感度が急上昇して恋しちゃうの。病死カウントまっしぐらで現在の執着を断ち切らんと願いつつも本質では寂しいと人恋しさの葛藤に悩む久瀬氏に対し、ミズキはどのような役割を果たすのか!?