かんなぎ 第3話「スクールの女神」の感想・レビュー

今回は、ナギ様が学校で除霊を目指して頑張ります。
仁の交友関係や夢見る妄想乙女少女つぐみも大活躍。
そして最後は、ナギ様の妹と称するクリスチャン少女も登場し宗教戦争勃発。


日常生活モノで「高校」が舞台となるのは、日本における高校進学率がほぼ100%に近いので幅広い視聴層に受け入れられるから。思い出として、現在の対照として、未来への情景として。その結果大量生産される学園生活モノをどのように描くかで個性が出てくる。果たしてこの作品はどのように描くのか!?・・・結論、つぐみ最強。いやはや、よくある幼馴染のテンプレを地で行くキャラクター表現ですが、だからこそそれがいい。仁と一緒に登校しようと通学路に待ち構えつつウロウロしたり、近所づきあいで生活を頼まれていると言い訳しながらお弁当に自分の作品を紛れこませて「玉子焼きおいしかった」という感想を心待ちにしつつも野菜炒めと返されしょんぼりしたり、ナギさまに貸してあげた制服は実はサイズがきつくなって着れなくなったものだったとか、さらにそれをナギ様が着こなしてショックとか、じつはそれは胸が大きくなったから入らなくなったとか、さらに思い出してクネクネする描写とか、ナギ様に仁の性癖が巨乳派とばらされた時に乳を比較して思わずガッツポーズをかます姿とか、ナギ様に仁との関係を顔赤らめながらそれとなく訊ねるもバレバレで一瞬で見透かされる姿とか。おさななじみ!幼馴染!!OSANANAZIMI!!!



で、集団が生活する場所では穢れが溜まりやすく学校も例外ではない。穢れの気配を感じてナギ様は学校で除霊大作戦。美術部一行と旧サークル棟での自縛霊を退治するの。しかし、それは新入生歓迎式典で後輩に洗礼をあたえようとするものであった。ちょっと待て、一年生に毎年やる洗礼って 物語の時間軸はどこに設定されているんだ?9月じゃなかったのか?とかツッコムのは後にして、哀れナギ様は自分の勘が間違っていたことに衝撃を受ける。まさか、自分の能力が衰えてしまったことをヒシヒシと感じながらマジカルステッキを持って校内を疾走する。ふと目に付いたのは学校附属の教会。怪しがりてよりて見るに、そこにはシスター娘が佇んでおりナギ様の前で穢れを捕縛除霊し厳しい言葉を投げつける。時間制限付ならアウト、明後日の方向、神聖が落ちた云々と。そしてナギ様のことを姉と呼びます。よくある宗教萠えモノでは神道娘や仏教娘やクリスチャン娘が良く出てくるけど(何故かイスラムは出ない)多神教一神教で姉妹とかって一体どんな関係なんだ!?と視聴者に思わせながら次回へ続くという演出でエンド。