ef - a tale of melodies. 第3話「union」の感想・レビュー

陰気な男二人組みの人生ドラマもいよいよ本格的になってきました。
神父さんサイドは終わってしまった火村さんの過去における優子の位置付けを徐々に晒していく。
一方、ヴァイオリニストは過去の全てを断ち切ろうとする寂しさをミズキによって癒されていく。


まずは神父さんサイド。特待生なので品行方正であるために優子を遠ざけようとする火村さんだが、彼女が屋上から一人寂しく紙飛行機を飛ばしていたらそれは鬱屈した人生へ対するSOSのメッセージなの。今回の出来事をまとめると、以下の通り

  • 優子は、火村さんを美術部に勧誘する顧問教師雨宮センセに引き取られた
  • 雨宮先生と優子は兄妹だけの関係ではなさそう(Fateのワカメとさくらのような関係?)
  • 美術部顧問は天才少女凪が裸デッサンをすることを火村さんへのアピールと考えている
  • 優子はイジメを受けている
  • 優子の隠された上履きを凪があっさりと見つけた

これらのことから類推するに、次のような妄想が展開される。原作やってないとこういう楽しみがあらーな。美術部顧問は優子の女体を狙っており、火村さんに靡こうとするのが気に食わない。凪はぽっと出のオンナ(優子)に火村さんが盗られてしまって面白くなくイジメを煽動(もしくは実行)している。だが、優子が傷つけられればられるほど火村さんとの情交が深まっていく。そこで凪は美術部顧問とタッグを組み、優子をイプさせる。まさかこんな展開にはならんとは思うが、一体どんな話になることやら。生霊とか言われても全然OKよ。



ヴァイオリンサイドではミズキがオトコの運命を受け入れる覚悟をするおはなし。久々に千尋ちんが登場です。一期を見ていた方々は千尋が蓮治の腕を取りつつ「人にはそういう精一杯もあるんですよ?それもひとつの生き方なんです」と諭す姿をみて思わず泣けてきたのではないでしょうかね。興味本位で近づいた大人の男に次第に惹かれていくけどそれは表面的な姿だけであり、男は不治の病で死亡寸前。そんな男の運命を受け入れる覚悟はありやなしや。火村さん、千尋、蓮治からその覚悟を試される。その結果、周囲が判断したのはミズキは男の運命を癒す自由の女神となれるということだった。全てを捨て去り自暴自棄になりかける男の下へとミズキを走らせる。ミズキの行き先にはヴァイオリンを焼く姿が!!思わず駆けつけ自らの手が傷つくのも構わず鎮火活動。海へと蹴り込みそのヴァイオリンを抱く手は、やけどに塗れていた。死期を悟り寂しく生きる男の眼前に聖母が舞い降りたのだ!!男死亡⇒ミズキちん孕み遺児エンドな展開?