BS特集 シリーズ 中国・庶民の改革開放30年 第1回 「外の世界にあこがれて 〜北京 出稼ぎ第1世代〜 」の感想メモ

中国の労働問題といえば、農村戸籍都市戸籍
何故中国が安価で豊富な労働力を獲得できるかといえば、農村戸籍の出稼ぎ労働者が、その労働力を供給しているからといえる。生産コストを抑えるために一番必要なのは、労働者の賃金を最低限に抑えること。しかし一定期間以上の雇用を続けると、どうしても賃金上昇が必要になる。しかし、農村戸籍の出稼ぎ労働者なら団結して組合を作ることも無く、必要に応じて雇用し要らなくなったら使い捨てできるとても便利な存在なのである。

勝g小平が「先富起来」を唱えてから、市場経済が本格的に導入され、農村戸籍の出稼ぎ労働者が大量に流入した。しかし、経済格差やスラム化、治安の悪化が深刻な問題になり、また自由や民主を求めて1989年6月4日天安門事件が起こる。保守化し、一時期経済発展は止まるが、勝g小平の「南巡講話」により再び経済追求にひた走るようになる。農村戸籍の者達は容易には都市戸籍にクラスチェンジできないため、様々な手段で都市戸籍を獲得しようとする。


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BS特集 シリーズ 中国・庶民の改革開放30年 第1回 外の世界にあこがれて 〜北京 出稼ぎ第1世代〜
BS1 12月8日(月) 午後9:10〜10:00
中国庶民にとっての改革開放30年を主に証言構成で探る5回シリーズ。1回目は農村では手に入らない豊かさを求めて北京に出稼ぎに来た労働者たちの夢と現実を描く。日曜スペシャル(BS1 01年)「北京 外来人」では、首都の繁栄を底辺から支える農村労働者(外来人)を描いた。いまその数は全国で1億5千万人、都市住民との経済格差は拡大する一方で不満や怒りが高まる。外来人にとって、改革開放とはなんであったのか。

<シリーズ 中国・庶民の改革開放30年 放送予定>

●第2回 革命の聖地 延安
 BS1 12月9日(火) 午後9:10〜10:00
革命の聖地・延安で競争原理導入のための「農地使用権の競売」はいまどうなっているのか。

●第3回 失意からの再出発 〜上海
 BS1 12月10日(水) 午後9:10〜10:00
身の丈の夢を叶えようと生きる庶民が再開発で立ち退きを迫られた。その後の上海庶民を追う。

●第4回 青春の果てに 〜広州〜
 BS1 12月11日(木) 午後9:10〜10:00
改革開放の先進地・広州を舞台に時代を駆け抜けた若者たちの夢と挫折を描く。

●第5回 国有企業の流転 〜瀋陽
 BS1 12月12日(金) 午後9:10〜10:00
東北部瀋陽を舞台に、国有企業改革の嵐の中、工場長や労働者はどう生き抜いてきたのかを描く。