かんなぎ 第11話「でも、あやふや」の感想・レビュー

今回のかんなぎはナギの正体を廻るおはなし。神を自称する少女はただの思春期特有のメンヘラではないか?自分が何者か分からずファビョり続ける仁を下視する一方でナギは自分が何か分からないことすら分からなかった。


今までのおはなしで仁が思春期特有のお病気に感染しアイデンティティの確立に一生懸命になってる男の子であることが深く掘り下げられてきましたが、今度はナギが一体何者なのかということについて迫る。ナギは自分を神と称すものの、その行動原理は感情と直感。穢れが人間に悪いことを成すから祓うだけ。どうして穢れを祓うのか、何故穢れが生じるのかが分からない。いや、今までのお話で説明あった気がしますよ?ナギはもともと土着の神で、区画整理の際に御神木が仁にパクられてしまったせいでお焚き上げが出来なくて、それで土地に封じてあった穢れが湧いて出てきた。そして、ナギは仁の木彫り像に憑依して顕現したものの神性が落ちており、穢れに対抗すべく信仰心を集めるため仁と一緒に行動している、と。ここまで情報があれば、ナギと言い争いする前に、普通に郷土史調べ学習聞き込み調査とかやって、起源とか伝承とか辿り(そもそもきちんと管理されてた神社っぽかったし宮司とかいるだろ)もう一度神社建てるなり御祓いをして封じるなりすれば解決な気がするぞ。泣きゲとかだと過去に封じる際にヒロインが人身御供として悲劇があったとかいうエピソードが挿入されるとかな!!もうナギ、メンヘラ説でいいよ。それか仁がアイデンティティの確立に失敗して精神崩壊してるときに見えてた幻覚とかな。