空を見上げる少女の瞳に映る世界 第1話「知ること」の感想・レビュー

空を見上げる少女の瞳に映る世界の第1話は誇大妄想癖少女が綴るファンタジー劇場。
世界の救世主となるべき少女はいつだって不思議ちゃんな存在。
ファンタジーモノに特有な世界設定の長い説明口調台詞豊富にあります。



セカイ観としては、現実とパラレルになってるファンタジーワールドがある。現実世界では特別なひとりの少女にだけそのセカイを認識できる。ファンタジーの世界は天上界と下界に分れており、前者が文明を構築しており、後者は死の世界となっている。その死の世界は現実世界と表と裏の関係であるため、ただ下界に降りただけで現実世界にいけるわけではない。そして現実世界にいる少女は天上界を常に可視しているという設定。少女は自分だけしか見えない天上界については、自分の頭が狂ってると認識しており、日常生活はまぁ楽しんでるものの心は空に惹かれてた、という展開。で、いきなりだがその天上界は危機に瀕している。大雑把に解釈すると、ファンタジーセカイは、資源の危機に際しており、その資源を大量消費する国を滅ぼすことで資源減少を遅延させ救済策を練る作戦を取っていた。だが、その滅亡させられる国にとってはたまったもんじゃない。占いによると資源危機を救えるのは少女だけ!!というキャッチコピーが出たため、少年王は下界に降りて少女を探す。しかし下界は現実世界とのウラ/オモテ関係であるので、ただ下界に降りても現実世界に干渉できずに困ったな。もちろん現実世界ではパラレルワールドなんか分からないので、少女は誇大妄想癖の不思議ちゃん認定。今後の展開としては、少女がファンタジーワールドに飛んで大活躍するというおはなしか?