とらドラ!第16話「踏み出す一歩」の感想・レビュー

一週間遅れで見たとらドラ!の16話は、大河の恋が崩れ去るおはなし。
いつかきっと振り向いてくれるって思っていたのに、想い人の心は別のオンナに。
北村の告白を柳のようにかわす会長とタイマンバトルで本音を聞きだせ。


好きな女に認めて欲しいが故に生徒会長に立候補とか公私混同だぜ!!北村よぉとか思う竜児の考えには大河のこととかもきっと混じってるのでしょう。ギリギリまで悩む北村は竜児に生徒会に入った馴れ初めや会長との出会いを語る。そこへ会長が現れ北村の背中を押すのであった。そして選挙演説当日、全校生徒の前で告白後悔レイプ!!馬鹿正直に思いのたけを告げる北村に対し、返事を告げることなく選挙パフォーマンスに変えてしまう。北村の純情な気持ちを受け止めようとしない会長を問い詰める竜児だが、それは私の役と言わんばかりに大河登場。本音を引き出すためには殴りあいをしなければなるまいて。



女同士の真剣勝負。北村の告白を煙に巻き、飄々と過ごすその姿に挑戦状を叩きつける。自分の気持ちに向き合って正直になれることはとても尊いこと。北村に気がないないならきちんと断れよと獅子奮迅。だが将来を見通し、自分や相手の立場をわきまえ、将来に対する思いを汲んであげることが出来るのもまた優しさといえよう。大河と会長の殴り合いのなかで、会長も北村のことが大好きだけど、それを言ったら北村が全てを捨ててついてきちまうじゃないか!!とやっとのことで吐き出す。そこへ颯爽と北村が登場し、会長の真意を受け止め、涙ながらに感謝の念を示すべく、頭を下げるのであった。それは青春時代の恋の終わり。しかし完全に縁が切れたわけでもなく、北村の目標は会長と釣り合う男になるというt年回になりそうだ。大河は、北村の心が完全に会長に染まっているという事実を叩きつけられ、ショックで放心状態の態を見せるのであった。ただ自分を受け入れるだけなら誰でも良かった存在から、北村という個人のことを本当に好きになっていった大河の恋は、終わった。北村事件は大河をして、恋ということに憧れるのではなく、人を好きになることを知るということを知らしめたのでした。そして北村事件にはみのりんの「罪悪感」というコトバが深く関わってきそう?