雑録

るいは智を呼ぶ 花城花鶏シナリオの感想・レビュー

るいは智を呼ぶ』の花鶏シナリオは、孤立を孤高と読み換えるおにゃのこのおはなし。
花鶏の課せられた呪いは「人に助けを求めてはならない呪い」であった。
孤立な少女は自分に選民思想と使命感を課し、自分を支える糧とする!!
そんな女の子の新たな支えに主人公:智はなれるのかっ!?

花城花鶏(はなぐすくあとり)のキャラクター表現とフラグ生成過程


花城花鶏はロシアンクォーターで色白白髪なプライド高きお嬢様でレズ。百合百合お嬢は今は没落してしまったお家再興を掲げ、普通に甘んじる両親を見下しながら孤高に生きてきた。彼女を支えるのは選民思想と特権意識。呪いは聖なる痣であり、彼女を束縛すると同時に特殊な能力を与える。自分は選ばれた存在であること。それが幼き頃からひとりぼっちだった花鶏の生きる理由となった。逆にそのように絶対的な信仰により、日々の辛さを凌いできたというわけだ。そんな花鶏シナリオのテーマになるのが、その絶対的な信仰を仲間の信頼に昇華できるかな?というもの。つまりは、花鶏が信仰する呪いの象徴ともいうべき本がどっかいっちゃって、仲間を疑いながらも、それを探すの。で、本探しの過程で、智というべき存在がいるから私は生きれるわ〜な展開になるのさ。



このヒロインはガチレズで常に仲間うちの貞操を狙ってんだけど、主人公くん女装っ娘ですよね?だからエロシーンいったいどうなるんだとか思いながら読み進めてきたんだけど、あらびっくり。お泊りした後、朝勃ちで瞬間的に正体バレですよ?で、おきまりの流れとして性別じゃなくて個人として好きという展開になるのですよ。呪いに関しては智の場合はまたもや皆無。智は自分が呪われてると信じてるだけじゃないのとか思ってくるけど、るい・花鶏シナリオとも描写無し。このままない気もしてきた。花鶏の場合は、本探しの途中で絶体絶命のピンチに陥り呪いを踏むことによって窮地を脱する。呪いを振り切れたと思ってめでたしめでたしと思いきや、ラストでトラックが突っこんできて智が庇って轢かれてEDが流れた時にはこのまま死んでたら英断だよなぁとか思いしがちゃんと生きてるのもお約束。花鶏の描写として、自分の選民思想が仲間たちへの信頼へと次第に移り変わっていく表現は好きでしたよっ。智が居れば選民思想の象徴であった本なんていらないわということで、花鶏は本探しで本を探していたのではなく、別のものを探していたんですとハッピーエンド。