雑録

こんな娘がいたら僕はもう……! 三瀬綾菜シナリオの感想・レビュー

こんな娘がいたら僕はもう……!の綾菜シナリオはキャラゲー幼馴染プロット。
幼馴染プロットで何より重要な過去回想でのフラグ構築が不完全燃焼で残念。
綾菜の性格の変容と「一年前の事件」を契機に何故綾菜が透に尽くそうと思ったのかの経緯はもちっと深めて欲しかったかな。
でもまぁシナリオはともかくキャラ性とテキストは十分。

三瀬綾菜のキャラクター表現とフラグ生成過程


三瀬綾菜はちょいと天然でぽわぽわしてる幼馴染。不良のレッテルを貼られ周囲にハブられる主人公の透に何かと尽くしてくれる心のオアシス。それというのも「一年前の事件」をきっかけにしており、いじめや部活や空手が原因にあるらしいけど、それは綾菜シナリオでは語られない。綾菜シナリオでテーマになるのは、「綾菜の幼馴染としてのご奉仕して尽くしますなキャラクター表現」。綾菜は「一年前の事件」の時から透に報いたいと思い続けており、それが奉仕精神の行動原理になっている。ここを深めてくれればいいのにと思いつつもシナリオ性皆無のライオン狩りや爆弾解体などのトンデモ日常イベントで綾菜の奉仕っぷりを堪能してください。腐った日常ながらも綾菜がいるからこそ何とか毎日を過ごすことができる。透の心の支えとなっているのは間違いなく綾菜だよ。そんな思いを醸成していきながら、綾菜シナリオで一大イベント体育大会が催される。運動音痴な綾菜を救うべく透は悪友とともに3on3のバスケに参加することに。綾菜が困ったときにはいつも気を回してくれる透に対し、ついに幼馴染としての思いを抑えきれなくなった綾菜は透の家に押しかけ?結ばれるのでした。透メンバーズからからかわれて暴発する綾菜は可愛いなぁと。



で、バスケの練習に熱血する透。それは透は今では落ちぶれてしまっているものの「一年前の事件」までは熱血キャラだったから。綾菜は厳しい特訓の中でも透がイキイキしている姿を見て嬉しく思う。そんな透に褒めてもらおうと綾菜は透の悪友と共に秘密特訓を開始。秘密特訓なので透には勿論内緒、さすれば今までずっと一緒にいたのに綾菜は透から離れざるを得ない。まぁ、綾菜と悪友が居なければ透は孤独なわけでして、「一年前」のトラウマを発動させてかなりのおセンチ。このライターさんって鬱描写の方が長けてるんじゃないか?綾菜から見捨てられたと思い込み周囲からも失笑が漏れるところはZOKUZOKU来たぜ。だが残念ながらも鬱タイムは数十クリックで終わり、誤解も解けましたよっと。そして大会近日、なんと綾菜は熱を出しちゃった。透のために尽くしたい綾菜は不信に思う透をのらりくらりとかわし大会出場。だが熱を出したまま勝てるわけもなく、透のチームは義姉のチームに善戦するも敗北。最後のフリースローを外した綾菜は自分のせいだと思い込み自由からの逃走。綾菜を探し出すイベントがこのシナリオの山場というのがなんともはやで過去回想。透が空手を始める前にいじめから救ってくれたのはいつだって綾菜だった。幼馴染の約束は、背が高いほうが背の低い方を一生護ること、綾菜の下僕となること、そして二人が仲たがいしても罪は贖われること。約束の場所で拗ねていた綾菜を少女救済。困難があっても二人は許しあえるとハッピーエンド。過去回想の描写はもちっと頑張って欲しかったかもね。




<雑記>
今更ながら何故かこんぼくプレイ。
いや『暁の護衛』が売ってないんだ。ここは田舎だから。
ライター衣笠彰梧さんの作品ということで。