独立運動の背景
英仏の抗争
- フランス、ケベックから英領植民地を包み込むようにして南下⇒「フレンチ・インディアン戦争」⇒1763年パリ条約でフランス北アメリカから撤退⇒イギリス海外市場の拡大
- ⇒国内の経済発展と連動
- マニュファクチャ⇒商業貿易拡大⇒商品需要の拡大・原料供給地の確保・販売市場の開拓⇒大西洋と西インドであげた収益をアジアに投資して、世界市場支配の体制へ
- ⇒国内の経済発展と連動
イギリスの中南米進出
- イギリス、カリブ海のジャマイカ、バルバドスをはじめとする島々に定着⇒タバコ・綿・インディゴ・砂糖の生産、私拿捕、密輸、略奪で利潤をあげる→さらに貿易商人の利益のために航海法を公布しイギリスや英領植民地への輸入はイギリス船に限り、スペインの貿易の国家独占に対抗
- スペイン継承戦争→スペインは貿易独占政策を放棄、イギリスに対して奴隷貿易の権利アシエントを与える→ますます密輸の増加→「ジェイキンズの耳戦争」→七年戦争
- アメリカ独立革命・フランス革命ナポレオン戦争→スペインはフランスと組んでイギリスに対抗→トラファルガーの海戦で主力艦隊壊滅、植民地維持の海軍力喪失
- イギリス、1763年パリ条約で世界市場を獲得、商品需要を満たすため1760年代から産業革命→1776年アダム・スミスの『国富論』、自由貿易の促進→世界市場の拡大
- ナポレオン戦争→南米独立の気運→南米への権力進出を狙うアメリカ合衆国と、南米を世界市場とするイギリスのカニング外交→独立達成