雑録

そらいろ 理沙美沙ショートショート劇場の感想・レビュー

理沙美沙先輩おまけシナリオは、家族との積み重ね。
先輩の名前はなんで「理沙美沙」っていう名前なの?と聞くとSS開始。
ななみ先生大活躍。「でもそれは相殺され消えるのではなく、ずっと積みあがるものなのよ。」

"しょうがない" そんなものが、この世界に在ることを知った。人の力や意思で、どうにもならないことがあることを知った…


理沙美沙先輩はつばめのママンが経営する喫茶店の雇われウェイター。結構ダウナー系かと思いきや、ウェイターの復唱の時だけやけに明るく爽やか。オレンジ、ワン、ぷりーず。メインのシナリオでは、陰に陽向に主人公くんたちの前に現れ、助言をして去っていく。だけどその「理沙美沙」という一人の人間に二人の人間の名前をつけたかのような呼称には、出生の秘密があったとさ。ここから始まる理沙美沙SS。理沙美沙は中学進学に当たり出生の秘密を知らされる。なんと、自分は生誕時には双子であり、その片割れはまもなく死んだのだとか。良くあることさと寂しげに呟くダディ。自分の命は姉妹の命も背負っていた。さらに、今の母親は本当の母ではなく、血縁の母は出産のときに死んだのだとか。故に、理沙美沙は姉妹と母親の両方の背負っていたのだ。それを知らされると同時に、改名のはなしも持ちかけられる。よく考えて自分で決めろと。それまで両親とは仲良くやってたのに、このことをきっかけに気まずくなっちゃた。何も決められないまま両親を避けるようになり、家に居づらくなる。そんなときに偶然七海(つばめのママン、ラムネのヒロイン)がリヤカーを引くところを助けたところから交流開始。バイト募集の張り紙を見て雇用を願う理沙美沙に対し、ワケアリなのねと返すが根堀葉堀は聞かない七海せんせい。その代わり明日もまた来いといわれ、野菜の収穫を手伝うようになる。野菜を収穫しながら理沙美沙は思うのだ。この人になら悩みを打ち明けても良いか知らん?と。七海先生が言うには、親に迷惑かけても親に不快に思われても過去は消えずに積み重なっていくのだと。ママンと和解してらっしゃいと促され、理沙美沙は自分の名を受け容れるとともに、七海を心から尊敬できる大人と思うのだった。七海の人間性に惚れた理沙美沙はこうして喫茶店で正式にバイトをするようになりましたっとショートショート