水の都の洋菓子店(体験版)の感想・レビュー

水の都の洋菓子店」は、お菓子作りのお店経営モノ。
体験版は、出店・店員集め・オープンセールまでが語られる。わりと短め。キャラゲー
メインヒロインが「美味しくする」魔法使いであるファンタジー設定がどこまでいかせるか。


「ショコラ」、「パルフェ」を彷彿とさせるお店経営に、「さくらシュトラッセ」における魔法少女設定、そして「なでしこドリップ」に見るキャラゲー風味に、舞台設定として「ARIA」をオマージュな感じ。菓子職人描写の詳細さに独自性の臭いは感じられた。

体験版の概要とヒロインのキャラクター表現

主人公くんは、駆け出し菓子職人。技術はまだまだなものの、チェコ菓子だけは一級の才能を持つという設定。幼少期、ヒロインのひとりであるファザコン魔法少女ニート未果のダディが作ったショートケーキに衝撃を受け、菓子職人を目指したのであった。まぁ、そのショートケーキにはファザコン魔法少女の「美味しくなれ」魔法が発動していたのだがね。で、未果パパは死んじゃって、店も畳んだ。その空き店舗のテナント募集に乗り込んできたのが、我らが主人公くんというわけさ。ファザコン魔法少女にとっては、愛したダディの店に余所者が闖入してきたのだから面白くない。色々とやっかむうちに、店の経営の段取りにはそれなりのスキルを保有していることが分かり、店員として雇用されるにいたるよ、ニート脱出良かったね。魔法少女設定を押しているわりには体験版では、描写が少ない。さくらッセを超えられるか!?

で、ヒロインBは主人公くんの幼なじみ。最初から好感度マックスだが、幼なじみという関係性が邪魔をしちゃうのという、ありがちな関係性変化がテーマになるのか。性格描写は普段元気で明るいが、素直にはなれない感じっていうやつ。幼なじみ関係性変化だけで勝負するにはキツイと思われ、骨董屋という設定がどのように生きるかだよなぁ、とか思う。あとの2人はサブヒロイン枠。ひとりはフランス出身の腕利き洋菓子職人。このキャラは主人公くんが大事にしている思い出のショートケーキを否定しているところにシナリオの重要性があるか?洋菓子職人のプロが見下しがちな「ショートケーキ」全般に関する価値観を変えられるかに主題がありそう。そして、最後は主人公くんを慕う年下炉利クール枠担当少女。主人公くんを兄さんと呼び溺愛しながらバイトに雇われる。客に見合うケーキを選ぶ技能を持つ。物語の根幹である「主人公くんの店のケーキは格調高いし味も良いが、美味しいとは言われない」という問題と技能的な側面で絡んでくるか?何れにせよ、体験版だからかもしれないが、前述の主題をあっさりひっくり返し、フツーに客が「うまい」という描写があるので、はたまた。