雑録

はつゆきさくら 1周目「強制 DEAD END!」

はつゆきさくらの1周目は、強制DEAD END!
主人公くんは、正ヒロインフラグを立てるも、結局死者への未練を選んで、死姦に走る!!
選ばれなかった玉樹桜は世界を滅ぼしバッドエンドでループへGO!
「彼が愛さないこんな世界に価値はなあああい!」

体験版の続きと1週目の内容

本作品の5章までは体験版の内容とほぼ同じ。体験版の内容はかつて書いた感想があるのでどうぞ(→体験版)。正ヒロインの玉樹桜は、主人公くんの宿敵であるコノハサクヤと憑依合体するための依り代であった!!(ただし、憑依中の記憶は無し)というところから、本編がスタートする。1周目は、7章までで終わる。1週目の内容としては「主人公の河野初雪さんが、正ヒロインの玉樹桜を邪険にしながらも、オープンハートしていくテクスト」に描写が注がれていく。学校生活がメインとなるので、浪人とシロクマ(炉利)はほぼ出てこない。あずま夜(スケート女)、東雲希(アホの子後輩枠)らと進路指導委員会の活動を通しながら、情交を深めていく。第6章では、バレンタイン祭りイベントが主なテーマ。玉樹桜いじりをしながら、あずまが2人を見て恋バナ妄想しているシーンは読んでいてニヨニヨしてしまうね。しかし、初雪さんを支えてきた生き甲斐は魂狩りされて人形化してしまった死者のランだったので、さぁ大変。ランのためには、玉樹桜は選べないよの巻き。


そんな初雪さんに7章では、現実が立ちはだかる。猫探しイベントを経て正ヒロインちゃんと更なる情交を深めるが、おでん屋の親父からチケット貰って見にいった古典芸能劇場で、演劇内容解説者から説教タイム。未練に囚われる初雪さんに伏線を提示してあげるのだ。



我々は忘れない。けれども、今を生きるためには、復讐に囚われ続けては進めない。平穏は訪れない。自らのうちにある、無念を、義理を、けじめを。いくつもの心を殺しながら…何食わぬ笑顔を浮かべて、生きなければならないときがある。それが大人というものです。社会に生きるということです。

それでもどこかで忘れてはならない。実生活の中で滅びるしかなかったものたちを、せめて観念の世界で生かし続けたいと思うから。置き去りにされた哀れな魂達に、この劇を捧げ続けるのですよ。そうやって今を生きることだってできるのです。創作とは、芸術とは、許されず、彷徨い続ける思いの救いの場なのです。

痛みは正しく、循環しなければならない。痛みを受けたならば、一人で抱え込まずに、その痛みを、誰かに受け止めてもらわななければならないのです。溜め込み続ければ、やがて邪念に心を支配され

説教を食らった初雪さんはゲロる。オヴェー。そんな初雪さんを支える玉樹桜だが、そのココロは届かない。結局の所、初雪さんはランを選んだのだった。反魂香を使ってその溢れる想いを欲求としてぶつけるのみ。客観的に見ると、反魂香は一種の覚醒剤で、人形を人間と見なさせることで、ダッチワイフを使って発情しているだけなんだ。初雪さんが死姦にいそしむ中、玉樹桜は選んで貰えなかったことに衝撃を受ける。初雪さんがゴースト王だとしたら、玉樹桜はゴースト王女だったのだとか。初雪さんが現実の世界から逃避して死者の未練に惹かれるのなら、こんな世界はなくなたっていい。初雪さんは炎に包まれ、世界は終わり、1週目デッドエンド!!