カルマルカサークル「共通ルート」の感想・レビュー

カルマルカサークルの共通ルートは、学園祭の成功と呪いの除去の失敗。
体験版で提示された「呪われし7人の呪いを解くための儀式」は失敗に終わる。
なぜ儀式が失敗したのかを突き止めるため、個別√でのヒロイン攻略に繋がっていきます。
個別ヒロイン一人を攻略するごとに、七つの呪いの一つと接続されていくという寸法です。

体験版の続きから個別ルートまでの流れ

体験版ではカルマルカサークルの物語の基本的な世界観と目的が提示されました。傲慢・嫉妬・怠惰・強欲・暴食・色欲・憤怒の七種の呪いを割り振られた人々が「星渡り同好会」を作って儀式を成功させ、呪いを解くのが目的です→カルマルカサークル(体験版)の感想・レビューを参照。この「星渡り同好会」は呪い解除の儀式の他に、学園祭で出し物をせねばならず、さてどうしよう、というところまでが体験版になります。共通√はここから文化祭を成功させるまでが描かれていきます。結局のところ、星渡り同好会はメインヒロインの提唱でプラネタリウムを実施することになりした。文化祭でプラネタリウムというと『星空のメモリア』がちらつきますね。カルマルカサークルでは、プラネタリウム投影機が故障してしまい、その修復を部員たちで行うことにより、団結が深まり好感度が高まっていくという表現方法で描写されます。機械を分解したりパーツを探したりするのですが、投影機の修復ではなく自作でプラネタリウムじゃダメなの?と『星空のメモリア』のプレイヤーは思ったことでしょう。

主人公くんの奮闘により投影機は復活するのですがレンズに傷がついており、それを第三者がプレゼントしてくれるという伏線が張られます。こうして、主人公くんたちの文化祭の出し物「プラネタリウム」は大成功に終わり、いよいよ儀式編に突入します。しかし、学園の理事長の横やりが入り、儀式は失敗に終わってしまうのでした。このまま、自分たちは呪いを抱えたまま不便な生活を強いられてしまうのでしょうか?儀式が失敗した理由を解き明かすべく、個別ルートが始まります。個別√までの道のりは、昔懐かしいキャラ選択方式。フィールドのちびキャラをぽちっとなと押していきましょう。各ヒロインを攻略するごとに、7種の呪いと接続されていき、カルマルカサークルが完成に近づいていくことになります。