雑録

アストラエアの白き永遠 共通ルートの感想・レビュー

アストラエアの白き永遠は学園異能バトルに擬せられた家族ゲー。
共通ルートはクリスマスまでプレイでき、そこまでの好感度蓄積で個別分岐する。
家族関係が微妙な自分にとっては家族モノはプレイするの正直キツイ。
すれ違っていた家族が絆を取り戻す描写は自分が責められている感じだね!!


  • 渡部兄妹シナリオ
    • 体験版でプレイできるシナリオ。主人公くんの男友達の家庭のはなし。主人公くんたちのキャラ見せと異能スキルの紹介がメイン。扱われる家族問題は「共働きの家庭」・「お祖母ちゃんっ子」・「年の離れた兄妹」・「妹に対する嫉妬」など。主人公くんの男友達;渡部荘介には歳の離れた妹がいました。ですが荘介は妹との接し方が分からず上手な人間関係を構築できてはいません。主人公くんが橘家に居候するようになり、橘葉月の幼稚園の送迎をするようになると、荘介の妹の椎菜はうらやましく感じるのでした。椎菜は自分も兄と良い感じになりたいと願うのですが、引っ込み思案な椎菜は兄に対して自分の欲望を伝えることができません。オドオドして言いよどみ、祖母の後ろに隠れてしまうのです。祖母にべったりの椎菜を見た荘介は余計にイライラしてしまいます。なぜ荘介はこんなにも苛立つのでしょうか?それは荘介はお祖母ちゃん子であり、椎菜にお祖母ちゃんを取られたと感じて居たからなのです。共働きで祖母に懐いていたのに妹が生まれて祖母を取られた感じを味わい、年の離れた妹なので我慢せざるをえなかったうちに妹との接し方が分からなくなってしまったのだと。感情を乱されないようにするには妹と距離を置くしかなかったのだと告げるのでした。こうして渡部兄妹は和解します。



  • 夕凪姉妹シナリオ
    • 攻略ヒロインでもある夕凪一夏の姉妹問題。夕凪一夏はお姉ちゃんっ子で姉を尊敬しています。幼少の頃は姉が色々と面倒を見てくれたのですが、姉が就職して以来仕事に没頭するようになってしまいました。一夏は何とか姉に振り向いて欲しくて姉の転勤にもついていきそこで進学するほどです。しかし、一夏の想いは姉に届かず、ご飯を作って待っていても連絡すらくれず仕事が忙しいと称して職場に泊まり込むお姉ちゃん。姉の帰りを待ちわびおなかを減らしながら作っておいた夕飯を目の前にして待つ孤独な一夏。結局、その食事は誰も食べてなどくれないのに・・・。そんなわけで一夏は姉との関係に悩んでおり、何も考えないようにするために陸上に打ち込み、毎日走り込みをすることで気を紛らわしていたのでした。しかしながらそのような無茶は続くわけがありません。表メインヒロインの橘落葉が友人である一夏を気遣おうとするのですが、お互い不幸な家庭環境の中で傷を舐め合おうとしているだけだと断罪してしまうのです。友人の好意も突っぱねいよいよ独りになってしまった一夏はその感情を暴走させてしまい川で溺れてしまいます。それを助けたのが我らが主人公くん。川で堕ちたときに一夏も異能を獲得し、そのお陰で異能を研究している姉にも目をかけてもらえるようになりました。根本的な目的は解決されませんでしたが、姉に振り向いてもらうという一夏の目的は一応達成されたのです。



  • 早乙女姉妹シナリオ
    • 攻略ヒロインの一人である水ノ瀬琴里の友達のシナリオ。生徒会長;早少女柚子が自分の役職と能力のギャップについて苦悩するはなし。早少女柚子は平凡な少女。高校入学時に生徒会長のカリスマに魅了され生徒会に入って雑用をコツコツとこなしてきました。そんな柚子の働きぶりが評価され、カリスマ生徒会長からその座を譲り渡されたのです。ですが凡人である柚子にとってはその役職はこなしきれるものではなく苦悩が蓄積されていきます。生徒会を上手く運営することも出来ず、仕事に圧迫されて私生活は崩壊し、勉強にも手が着かず成績は下降し続けていきます。柚子は努力を重ねるのですが能力的な問題もあり、潰れかけ寸前。そんな柚子の想いを知らず、妹のまりもからはすごいプレッシャーをかけられていきます。早少女家の母親はルーズな性格で寝坊して朝食を作らなかったり、まりもを幼稚園に送迎しなかったりとニグレクト気味。そのためまりもにとっては自分の姉はスゴイということだけが周囲からの憐憫の視線を跳ね返す砦だったのです。故にまりもは柚子に対して学校で一番になってねと過度な期待をしていたのですが、凡人の柚子にとっては重荷でしかありません。そしてついにプレッシャーに耐えかねて柚子は精神崩壊してしまうのでした。感情エネルギーを暴走させる柚子に対し、琴里が異能を発動してそれを抑えます。そして柚子はカリスマ生徒会長から柚子が凡人であるが故に、一般生徒の悩みを理解できるであろうから生徒会長に推したのだと聞かされ存在理由を肯定されます。柚子は柚子でいいのよ!と受け入れられた柚子は精神崩壊から立て直すことが出来たのでした。