雑録

ハルキス「兵藤天音シナリオ」の感想・レビュー

ワケアリモトカノ幼馴染みは武道っ娘で未練がたらたらでも素直になれないの。
武道系主人公が女のために破門され燻った挙げ句もう一度再チャレンジと書くと『こんぼく』。
何にせよ努力する系の話は嫌いじゃないので過去の清算のために努力する主人公くん像は良い。
不器用な主人公くんと武道っ娘ヒロインが肉多言語で語り合う様子をご堪能ください。

兵藤天音シナリオ概要


  • サバサバしている武道娘の執着心
    • 兵藤天音は古武術&柔道の道場の一人娘。一見すると男気がありサバサバしているように見えます。また世界を自分の身内かそれ以外かでキッパリ分けており、外部の人間関係のことについてはあまり関心がありません。主人公くんが道場から破門されるきっかけとなった暴力事件も、言い寄ってきた男に対して天音があまりにも適当にあしらったがために因縁をつけられたことが根本的な原因になってしまいた。そんな天音ですが、主人公くんに関してはものすごい執着心を見せてきます。思春期の頃には主人公くんが柔道の組み合いで天音の膝を壊してしまったことにつけ込み、病院のベッドの上で交際を迫ったと描写されていきます。さらに破門問題の際にも道場にはケジメをつけたものの、天音にはケジメをつけなかったとして再び乗り込んで来るようになります。そして最終的に、天音自身も自分の執着心を認めざるをえない事件が発生します。主人公くんが再び柔道に目覚めると、主人公くんの師であり天音のパパは別の道場を推薦してくれるといってくれたのです!!天音は主人公くんが再び自分の元から居なくなってしまうのではないかと焦り、既成事実のために主人公くんに襲いかかります。天音は自分で以下のように認めます。「私以外を選んで幸せになりたいっていうならそれで良かった。八住さんでも、葵さんでも、このみでもきっと祝福したでしょうね……そんな事をを言っておいて―――ずっと思っておきながら、いざ修司が遠くに行くかもなんて思ったら、襲ったのよ。ふふふ…傑作だわ……」。そんな風にヒロインズたちに愚痴りながら、主人公くんが自分に対して正式に恋人になってくれないとウジウジする天音さん。しかし主人公くんは天音さんのパパ、すなわち師匠に娘さんをくださいを敢行していたのでした!!



  • 柔道ではなく古武術を継承
    • 主人公くんが師匠に娘さんをくださいをやると、かかってこいや!!な展開になります。そこで主人公くんはポンポン投げられるのですが、それでも何度も立ち上がり男を見せます。諦めない主人公くんに対し、師匠のパパ、つまりは隠居した大先生が現れ、勝負預かりとなるのです。主人公くんと天音さんの関係はどうすれば周囲に認めてもらえるでしょうか?主人公くんは元段位者であり、熱心に練習に取り組んできたため、それなりの柔道の腕前を持ちます。しかしながらそれは一般人に比べたらというレベルであり、体格的に恵まれているわけでもありません。兄弟子からはポンポンと投げられてしまい道場の看板は継げないレベル。それでも柔道ではなく、もともと兵藤家が生業としてきた古武術ならどうだろうか?という流れになり、主人公くんは7月〜8月にかけて兵藤家の道場で厳しい鍛錬を積むことになるのです。こうして練習に励む中で、主人公くんは兄弟子たちにしごかれ、自分が思っていた以上に周囲に思われていたことを実感し、自己肯定感や事故受容感やら自尊感情などを取り戻していきます。そして夏休みも終わり頃、古武術の継承者となれるかどうかの試験が始まります。対するのは、これまで古武術の継承者として訓練を積んできた天音さん。天音さんは、これまでストイックな主人公くんが自分を求めてくれることが少なかったので不満を持っていました。それゆえ主人公くんが命を賭けてまで自分を欲してくれるこの状況が嬉しくて溜まりません。主人公くんがどれだけ強くなったかを試すために全力で殺しにかかってきます。二人の肉体言語での交流は、最終的に主人公くんが勝利を掴み取ることに。こうして主人公くんは古武術の継承者として婿養子となることが正式に決定し、天音さんを娶ることに決定したのでした。