金沢旅行記録メモ

北陸新幹線とやらの開通により金沢へ行って適当にメモ。

 

 

  • 金沢駅
    • ろくな予習もせず金沢へやってきた。加賀百万石で有名な前田の居城があったことくらいしか知らない。あと金沢大学とかか。私は他県を訪れたら県立博物館へ行くことを常としているが、事前に調べておいたら歴史博物館はなんと休館中である。そんなわけで駅前をぶらついていると観光センターのねーちゃんが寄ってきた。バスが乗り放題になる1日フリー乗車券を500円で買わないかと言われる。金沢市内のバスは1回200円均一なので3回以上乗るとお得になるとの口車に安易に引っかかり購入した。ついでにオススメを訊いたらとりあえず兼六園へ行けと言われたので行くことにした。いきあたりばったりである。

 

  • 兼六園
    • そもそも兼六ってなんだよ?というはなし。パンフを見ると「宏大・幽邃、人力・蒼古、水泉・眺望」の六つの名勝を兼ね備えているのだそうな。金沢城の外郭として城に属した庭園で起源は第5代の前田綱紀。綱紀は受験日本史的には徳川4代の家綱のあたりで儒者を招いて藩政刷新シリーズとして出てくる人物。保科正之池田光政徳川光圀と一緒にセットになって出てくるやつだったなぁとか思う。とりあえず適当にブラブラして時間を過ごす。林泉回遊式大名庭園なので思う存分回遊したらあっという間に2時間くらい費やした。
    • ついでに兼六園に付随している石川県立伝統産業工芸館にも入る。印象的だったのが、金箔好きすぎだろ?。ガイドに「金沢は金箔の国内生産の98%以上を占める」と解説されているようにふんだんに金箔祭りだった。これはおみやげとかにも言えることで、ソフトクリームに金箔ぬりたくっていたり、金箔を使ったお菓子が多かったりととにかく金箔祭りである。あと加賀蒔絵の作り方のガイドが丁寧だった気がする。個人的に好きだったのが鶴来打刃物で農耕・山林・家庭用など生活用の刃物がステキ。そして伝統工芸品体験ができるよ!ということで工芸師のおばちゃんから牛首紬の機織り?のレクチャーを受ける。牛首紬とは釘に引っかけても反対に釘が抜けてしまうほど丈夫な紬であるとのこと。このおばちゃんがなかなか気さくな人物であり、黒酢ジュースと飴ちゃんをもらった。


  • 近江市場
    • 兼六園および伝統産業工芸館で時間を食い潰してしまったのでサクッと金沢城公園をぶらついたら県立美術館はスルーして近江市場へ。すまん美術館。今度県立博物館が開館したら一緒に見に来るよ。ということで、近江市場でメシだメシ。バスの運ちゃんの解説によると、近江商人が集められて開いた市場であるとのこと。とりあえず魚がメインっぽい。ごったがえす観光客の群れに混じって適当に丼物を食わせる店に入る。普段は500円程度の大衆食堂が精一杯だが、まぁ折角観光地に来たと言うことでオススメ!とかいう海鮮丼をチョイス。普段から粗食で食事にこだわらない私は高い物を食ってもまぁあんまり感動とかはなかった。メシをくったらブラブラしながら魚市場の様子を観察した。
  • 東茶屋
    • 徳田秋声
      • 近江市場から東茶屋とかいう地域まで歩く。地図を見ると徳田秋声泉鏡花が金沢出身とのことで記念館っぽいものがあった。私は学部生時代に何をとち狂ったか近代文学の研究室に入ろうかと考えていた時期があった(結局は入らなかったが)。そんなわけで研究室配属の前にまぁ日本近代文学の主要作品ぐらいは読んどこうと徳田秋声の作品はいくつか読んでいたので、徳田秋声の記念館へGO。徳田秋声の生い立ちだけでなく、5人の女性を通して作品解説が成されていたり、自然主義についての特集があったりとか色々と勉強になった。泉鏡花の方は作品解説がほとんどなく微妙であった。
    • 甘い物を食わせる店
      • 最近の観光業は外国からの客を取り込んでカネを落として貰う工夫が色々と成されている。国営ラジオで朝6時40分後くらいからやっている経済に関する放送を通勤の際に聞いているのだが、外国人を取り込むためには言語と無線ラン使い放題が重要なのだとか。ツィッターマイクロブログでリアルタイム発信してもらうことで宣伝効果になるのだとか。これがリアルタイム垂れ流しができないとあっという間に情報が流されてしまい、後から特別に書く事なんてほとんどないのだとか。そんなことを想起しながら外国人を呼び寄せているくらいなのだから日本人にとっても敷居は低いに違いないとオサレ系甘味処へ入る。
  • 金沢駅(帰り)
    • 金沢駅の駅ビル?的な土産物売り場を適当にひやかすが、やっぱり金箔多すぎ。どこを見ても、おみやげの食べ物に金箔が塗りたくられている。あと時事的なものであろうか?新幹線ネタが全面的に押し出されている印象を受けた。あと何故かコスメショップへ引き込まれハンドクリームやら石けんやらあぶらとり紙やらの説明を受ける。石川県と何の関係があるんだ?とか思いながらも店員のねーさんの解説を聞いた。あと金沢のゆるキャラは「ひゃくまんちゃん」というらしいですよ?まぁそんなわけで特に土産物を買う習慣のない私は折角来たというのに新幹線の中で食う夕飯の弁当笹寿司だけを購入して帰った。