雑録

間宮くんちの五つ子事情(体験版)の感想・レビュー

赤字財政に苦しむ家族経営の喫茶店の再建を試みるはなし。
しかし実態は抜きゲーであり雰囲気的にはベビプリ年上組のヱ口版のような感じ。
資本家の娘への婿入りを防ぐため間宮一族が一丸となって経済を立て直す。
体験版において、物語の目的の提示・攻略キャラの紹介・抜きゲー要素の明確化に成功している。
家族ハーレムだけでなく資本家の娘との情交も丁寧に描かれているのが好印象。
懸念されるのは根本的な経営改革ではなく短期的な一時凌ぎのご都合主義になりそうなところ。
経営要素がしっかり描写されれば面白くなりそうだが、抜きゲーにどこまで求められるか?
どうでもいいですが、誰もインセスト・タブーについて触れようとすらしないのですね・・・。

概要

 

  • 資本家のお嬢様の歪んだ?愛情から物語は始まる。
    • 主人公くんは五つ子の真ん中。姉2人-主人公-妹2人という間柄です。姉妹たちは最初から好感度マックス状態であり、恋愛感情を超えた家族の絆パワーを見せつけております。そんな家族の絆が変容する契機となるのが資本家のお嬢様からの求婚です。資本家のお嬢は、本質は善人であり素直なのですが、その生活環境から高飛車で下層市民を蔑視する習慣がついてしまっていました。そんなわけでお嬢はなかなか友達ができす寂しい思いをしていたのです。そんな中、我らが主人公くんはお嬢の攻撃的な態度をものともせず、携帯を落として困っていたお嬢を助けてあげるのです。これまで打算抜きで他人に良くしてもらうことに慣れていなかったお嬢は撃沈してフラグは成立。今はやりのチョロインなんだぜ?もう病みつきさ。主人公くんにゾッコンloveとなったお嬢は主人公くんを婿にするためあの手この手で間宮家に接近してきます。物語消費のシナリオパターン「第三者からのアプローチにより関係性が変化する」が発動!これにより間宮家姉妹は主人公くんに男女間の欲求を求めるようになり、肉体的なアプローチが始まるのでした。ここでは性的表現の方法が実に多彩であり工夫が凝らされています。体験版だけでも剃毛・自慰・お兄ちゃんの柄パンを履いて恍惚・聖水などが組み込まれています。すごいね!あとお嬢はお嬢で今まで友達がいなかったことから主人公くんを巡って間宮家と交流を重ねていくうちに姉妹たちと仲良くなっていく姿も描写されておりなかなかグッとくるキャラクター表現となっております。

  • 赤字経営を立て直し借金返済!
    • ここでお嬢が間宮家に漬け込んだのは、喫茶店財政問題について。なんと数十年前、間宮家のダディとマミィは出店の際にお嬢の家から出資をしてもらっていたのです。若い二人に融資をしてくれる金融機関は存在せず、多大なる恩義となっていたのでした。また近年の営業は赤字が続いており、すぐさま倒産とは言わないまでも経営難に陥っていたのです。お嬢はこの状態に関して、主人公くんを婿にくれれば解決してあげようと言い出します。主人公くんは店の経営状態の真相を知って愕然とします。今まで学生の身分に甘んじて、店を手伝うだけで、経営のことを知ろうともしなかったことに気付くのです。こうして責任を感じた主人公くんはお嬢の婿になることを決意したのでした。これに反対したのが、主人公くんの姉妹たちで、お嬢に介入されなくても経営を立て直すと反論するのですが・・・。冷静だったのは次女(ツンデレ)で具体的な政策もないのにどうすんじゃい?という話になります。ここでお嬢側が出した条件は夏休みの最終日までに借金を完済すること。こうして物語の目的が提示され、お店経営モノ展開が始まるのでした。お嬢もただ指を咥えてみているだけでなく、ライバルとして間宮家の経営を指南するべく敵の立場から様々な課題を投げかけてきます。最初の課題は、「富裕階層向けのホテルが新たな客層を開拓するためリーズナブルな価格で朝食バイキングを提供してきた場合、周辺小売店はどのように対抗するか?」が問題として出されます。間宮家はお嬢からの課題にどのように取り組むでしょうか?といったところで体験版はお開きです。
    • 主人公くんが婿入りを決断しながらも間宮家の財政再建を止めないのは、婿入りしても経営の本質的な解決にはならず、間宮家が自力再生できるよう促すためであるからです。つまりは長期的な経営改善を目指していると考えられるのですが、物語の方針と矛盾してしまっているような。お嬢からの要求が「夏休み終了まで」に借金を返済せよとのことなので、長期的な利潤を生みだす政策ではなく、短期的に無理して強引に借金を返す方法が取れてしまうのですね。ここらへんの展開についてライターがしっかりと経営描写で勝負してくれるのか、ご都合主義的に済ませてしまうかで面白さや商品の売れ行きが決まってきそうです。ハーレム抜きゲーにそこまで求めるのは酷でしょうかね?