オトメ*ドメイン「貴船柚子」シナリオの感想・レビュー

家事炊事ができない汚女を扱うはなし。部屋汚いと虫が湧くからホント掃除はしてください。
もっとテーマを深めて汚女生活を描けばそれなりに面白かったのかもしれないが微妙。
汚女が自分の無能に気づく→フラグ→理事長との三角関係→政略結婚に乗る→ご都合主義勘違いエンド。
良かったところ?無邪気な汚女が自分の現実を知って更生しようとするところとか?

雑感


  • 自覚のない汚女は性質が悪い
    • 貴船柚子はパッと見は大和撫子であるが中身は汚女。家事炊事は全くできません。生活能力は皆無であり私生活にも支障がでるレベル。汚部屋に暮らしても何とも思わない人間だったのです。そんな柚子は自分では自覚がなく、思い出したかのように料理をしては食材を産業廃棄物と変え、キッチンをひっちゃかめっちゃかにし、片付けはしません。柚子は他人からアレコレと言われていたこともあり、主人公くんから小学校レベルの家庭科の手ほどきを受けることになります。しかし無邪気な柚子は主人公くんの言いつけを守らず勝手にアレンジしては暴走するばかり。主人公くんは粘り強く指導していくのですが、カレーを煮込んだ際、鍋をかき混ぜること以外には何もするなと厳命していたのに、主人公くんが目を離すと、柚子は食材をぶちこみ台無しにしてしまうのでした。柚子はみんなが好きな食べ物をカレーに入れることで「自分では良かったことをしている」つもりになっていたのですね。なんつーか幼稚園や小学校低学年のしつけを見ている気分になってきました。何度注意しても改善されない柚子に対して主人公くんはついに堪忍袋の緒が切れます。仲間たちからも非難轟々。柚子はカレーが仲間たちから非難されたことを受けて初めて、自分がしたことは間違いだったと痛感することができたのでした。むしろ今まで何も思わなかったんかい!!汚女編終了。


  • 三角関係と政略結婚編
    • 柚子と風莉の関係→柚子が第一寮で暮らしていた頃、汚女であることから異臭を発生させてしまい追放されます。実家に戻されることになった柚子を救ったのが理事長の風莉で問題を抱えた少女の隔離施設第二寮を建設します。柚子は退学の危機を風莉に救われたのでした。主人公くんとフラグを構築した柚子はある時風莉もまた主人公くんに好意を抱いていることに気付くのです。自分の恩人の大切な人を自分が寝取ってしまった。そう考えた柚子は主人公くんに別れを告げ実家に戻り政略結婚を受けることになるのです。しかし問題は即座に解決。柚子の母は自分の娘が生活能力皆無であるを憂慮していたので、まだ若いうちに使用人を雇える資産家に嫁がせてしまわないと行き遅れると危惧していただけなのでした。汚女であることを知ったうえで柚子を受け入れてくれるのなら文句などないのでした。こうしてアッサリと交際の許可が得られることに。女装問題は適当に処理されハッピーエンドとなりましたとさ。