雑録

サクラノモリ†ドリーマーズ「吹上初音シナリオ」の感想・レビュー

従妹ヒロインの母親(要するに叔母)のはなし。旅行に誘ったら飛行機事故に巻き込まれて姉夫妻死亡。
自分が誘ったのが悪かったという罪悪感もあり、主人公くんを養子縁組して息子にするのだが・・・
結局、同居せずマンションから主人公くんの一軒家へと通う二重生活が展開される。
ヒロインの母親は自分の娘が主人公くんとくっついたので正式な同居を誘われるのだが拒絶。
主人公くんは今まで自分の視点でしか物事を考えられなかったが親にも事情があることを知るのだった。
こうして主人公くんは叔母の考えを理解できるようになり、ハッピーエンドとなります。
ヒロインがシナリオに絡めてない!!全ての個別√に共通しているのですが、攻略ヒロインは何もしませんでした。
個人的な見解ですが同じライターの作品「何処あの」「ノスタルジア」には遠く及ばない気がします。

雑感


  • 親の立場を子どもが考えられるようになるまで
    • 主人公くんはかつて飛行機事故に巻き込まれ両親を亡くしました。その事故はそもそも叔母が提案した旅行の際に起こったものでしたが、叔母と従妹、そして主人公くんは生き残ったのです。叔母は渋る主人公くんの母を説得して旅行に誘ったこともあってか、罪悪感に苦しめられます。しかし物わかりの良い主人公くんは叔母に恨み言の一つも言わず、悪いのは航空会社だよと言って叔母を責めなかったのです。そのため罰を望んでいた叔母の感情は宙ぶらりん。主人公くんを養子にとるのですが、結局同居する気になれず、自宅のマンションと主人公くんの一軒家を往復する生活をはじめ、そのつらさを贖罪としたのです。
    • そのため、主人公くんと従妹がくっつき同居を提案されると、叔母は拒絶します。精神的に不安定になる叔母に対し、主人公くんはきちんと話し合う必要性を感じます。事故の際、主人公くんは自分のことで手一杯であり叔母がどのような心境なのか考えることができませんでした。それは事故だけではありません。シナリオの流れ的に、親は無条件に親なのではなく、親には親の立場や考えがあり、子どもとは分かり合えない部分があるのだと感じさせてきます。そして主人公くんが成長し、大人としての考えに立つことができて初めて、和解することができるというのです。こうして従妹とセクロスし、自分がもう既に子供を産ませることができる立場であることを実感した主人公くんは叔母の立場で考えをめぐらすことができるようになったのです。こうして叔母を理解できた主人公くんは同居の提案を納得してもらえて、ハッピーエンドを迎えるのでした。